くない鑑

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歴史のなかの「鉄炮伝来」:弾込→構え!

2006年11月04日 | 知識補給
先日,新聞にちょい驚く記事が載っていました。
それは、大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立歴史民俗博物館教授の宇田川武久先生(近世技術史)が、“鉄炮伝来”に関する従来の説に一石を投じる学説を発見,提唱されたというものでした。

折りしもこの時、宇田川先生が所属されている通称「歴博」に於いて・・・
歴史のなかの「鉄炮伝来」
・・・という特別企画展が催されていたので、折角の機会,その学説の論証を拝見しに、この日行ってきました。

ただ、本当は10月21日(土)か11月11日(土),歴博講演会の日に行きたかったのですが、無念...両日とも出勤日だったので、半ば致し方なく、江州の国友鉄砲研究会の火縄銃演武と落語上演があるこの日にしました。
特に後者は、「幕末の軍制改革と鉄砲の発達」という題目で興味と感心が有ったのですが...無念!

歴博に着いたのは11時半頃。
ちょうど、第一回目の鉄砲演武が終了した直後だったのですが、そのお蔭か,受付カウンター20人程度の人々が列を為し、入館までには10分ほど要しました。
またこんな具合だったので、企画展の、特に入口付近は混んでいましたが、それも、次々と進むにつれて解消し、後はゆっくりと,1時間半ほど掛けて、展示されている貴重な史(資)料の数々を見て周りました。

その後、鉄砲演武まで時間,調整の為に常設展を見てていると、館内放送にて...
「14時からギャラリートークがあります。」
...というのが聞こえました。
これ、実は予想外のことで、前回,「日本の神々と祭り」の時には、目から鱗な情報を大変多く聞けて大収穫だったので、今回も、これ幸い!ばかりに、指定の時間,再び企画展示室へと向かいました。
鉄砲演武と落語のみチェックしていて、このギャラリートークのことはすっかり忘れていたので、勿怪の幸いでもありました(^^ゞ...



総州佐倉国立歴史民俗博物館にて、10月初旬より約一月半に渡って開催されている今回のこの企画展。
各地域,各人より蒐集した、今や日本最大級となったコレクションと、その研究成果を発表するここまでには、約3年ほどの年月を要したようです。

この企画は3部構成で、各展示室毎に分かれて、それぞれのテーマに即した展示,(研究成果)解説が為されています。
それを今回は2度,一度目は展示史(資)料類を間近に見、2回目はギャラリートークに帯同して、その解説などを聞きながら見て周りました。
以後は、それらを絡めながら記していきます。

今回,この日のギャラリートーク(展示解説)は、滋賀県長浜市に在る「長浜市長浜城歴史博物館」の太田浩司副館長が務められました。
ただ本来は、この企画展の責任者で鉄炮伝来に関する新説を提唱している宇田川武久歴博教授が務められているそうですが、別項の通り,この日は鉄砲演武やら落語などのイベントが立て続けにあり、そちらへ出張っている為に太田副館長に、さながら白羽の矢が当たったが如く、代理を務めることとなったそうです。
なお、この時(集合場所:企画展口)集まった人は、多分・・・50人位と大勢耳目を集中させる中、
まずは第一部:鉄炮の受容と定着から、これは始まりました。


<><><><><>一弾目へ続く<><><>
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