くない鑑

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目黒の雅叙園に行こう!(下)

2007年10月04日 | くない卿見聞記
・・・目黒の雅叙園に行こう!()に続いて・・・

9月15日(土)
高校以来の悪・・・ではなくて親友が目黒雅叙園にて開く華燭の典に参列すべく、その最寄駅たる地下鉄目黒駅に着いたのは11時半頃。
晴れの御式に参ずべく、ネクタイにジャケット着用という“フル装備”の,季節に逆行するウォームビズ的な装いでしたが、それには酷なこの日の陽気。。。
結婚式に相応しく晴れたのはいいのですが、如何せん,陽射しが強くて気温が上がりすぎ...。
家から駅まで,自転車で5分の道程ではや汗だくだったのですが、1時間半の快適な電車移動中にそれは引いて落ち着いていたのですが、返ってその反動で,目黒駅から雅叙園までの道程がキツイことキツイこと(汗)。
しかも,僅か300m程の距離なのですが、その殆どは,江戸時代に富士山見物の名所として栄えた“行人坂”という急峻な下り坂。
ゆえに、転ばぬように・・・と余計な神経と体力まで使ったので、もう、結構な汗を掻いて折角の身嗜みもちょい・・・心配な具合になってました。

ある意味,やっとのことで辿り着いた雅叙園は、さながら“オアシス”の様な快適さ,その反省エネ的に涼しくて、生きた心地がより戻ってきた感がありました。
その後から少しして友達連も到着し、指定の部屋へ行くべく,建物の中へと進み入りました。

ここから先は、首都圏民な私でも「お上りさん」的発言が続きますので悪しからず(苦笑)

建物は近代的ななのですが、館内は純和風な造り
時は長月9月ゆえか,「招きの大門」と呼ばれる口の手前の廊下には、紅葉など,秋めいた設えがされていました。

そして、そこから更に進み入り、カフェラウンジの前を通過すると左手には、4階くらいまでの吹抜け空間が。
そこには螺旋階段やエスカレータに外が見えるエレベータなど、さながらデパートの様相でした...が、その奥(北側)には、茅葺屋根の「料亭」がありました。
建物の中に茅葺家屋があるだけで驚き!なのですが、その門前には着物を召した仲居さんがいらして、値段すらその場で確かめるのがおこがましく近寄り難い雰囲気。。。
ゆえに、遠巻きに,もしくは上階へと向かうエレベータから見るのが関の山でした・・・けど、以外に上から見下ろすと見た方がよく見え,趣を感じられてよかったです。
ちなみに...
この吹抜け広場の向かいに、一際目を惹く構えの入口を発見!

よくよく近付いて見てみると、そこには俄に信じ難い“お手洗い”の表示が!?
「まさか(笑)」と思って入ってみると、そっそこは!
紛れも無い,正真正銘の“お手洗い”でした。

しかし、その造からして「ここは【土風炉】の一角です」と言っても不思議ではないくらい,個室も適度な広さがあってよかったです。
...が、何故か斯程までに豪華な造りはここだけ(のよう)でした。
なんででしょう...ね。

1階から既に驚かされっぱなしですが、上階もまたスゴイ!
2階に在ったクロークに荷物を預けてから、(案内された)4階へ。
ここには和室宴会場があるのですが、入口からしてもう豪華絢爛!
後から知ったのですが、ここには3,4の宴会場あるようで、中がどんな風になっているのか?!
とっても興味があったのですが、残念ながらこの日は既に宴席中なので見ることは出来ませんでした...。
但し、入口の立て札を見た限りでは、何も宴席など無い時は見ても構わない・・・ようです。

さて、「平成」なる一室に集まった一同は、招待状にあった12時20分頃にやってきたスタッフに誘われて更に上に。
そこに何があるのか判らず,ただ案内されるままに付いて行くと、そこには・・・チャペルがありました。
実のところ、このことを知らされていなかったので、驚きと納得をしつつ、一旦屋上に出てから渡り廊下を通ってそこへと入りました。

ここでの挙式は、正味1時間ほど。
普段とは違う装いの新郎(親友)と新婦さんに感嘆しつつも、式中は,慣れない讃美歌を口パクしたり、片言の日本語を話す神父さんの所作に笑いを堪えたり...
中でも、新婦さんのお父上様は随分とご緊張されていたようで、新郎と予定以上に近付きすぎて戸惑う場面もありました。

挙式後は、表の芝生でブーケ投げや記念撮影,渡り回廊でのフラワーシャワーなどをして後、スタッフに付いて披露宴会場へと移動しました・・・が、その前に,受付用の控室へと移動しました。
ここで時間まで、ジュースやお酒を軽く頂きながら、出欠の確認してご祝儀を納めるのですが...
この部屋,空調が効き過ぎていて実に寒い!!
省エネに反する行為もあわせて、非常に閉口しました。
しかし一転,13時半過ぎ、スタッフに案内された披露宴の「華つどい」は暑い暑い!!
照明など使っているのに、室内が密閉状態だったのが原因だったかと考えられるのですが...
これに加えて,私たちの席に付いた、年の頃は50代のスタッフが酒を注ぐ注ぐ。
さながら体育会系かわんこそばのノリ。
私的には、苦笑し気味可笑しかったのですが、同席の友達がそれに閉口しっぱなしで、私の気分も幾分吹き飛んで、不快指数も釣られて増大していきました。
また、他のスタッフの目も行き届いておらず、そこかしこで些細ながらも粗相の連発。
折角の目出度い席が、およそ名門のプロとは思えぬ仕事振りにより不快に思い、閉口しました。
ただただ,それでも溜飲が下がったのが“お食事”の美味しいこと美味しいこと!!!
フォアグラにふかひれにと、普段は食べることが出来ない食材を扱ったお料理ばかりが出てきて、もう,私的には事の他満足しました。
ゆえに、調子に乗って杯を重ねてしまい...
室内の暑さも手伝ってか,御式後半の記憶がいまだに蘇ってきません(爆)

13時半過ぎから始まった御式は、足掛け3時間,16時半頃まで盛大に挙行。
美味しい料理を太良腹を頂き、おみやを引っさげて1階へ。
記念撮影をする為に、吹抜けの広場へと移動しました。

・・・が、その順番待ちの間,“お庭”に出て胎内巡りをしてきました。
久し振りに入った瀧の裏側で、思いっきり爽やかに,マイナスイオンを得て戻りました(笑)

眼下では、別の組が記念撮影をしていましたよ。

この後,記念撮影も終えてから、2次会をすべく目黒駅前へ,急峻な行人坂を登って行きました。
けど...
先の暑さとスタッフの無礼に友達がげんなりして盛り上がりには欠け、20時過ぎ,それぞれ帰路に着きました。
ゆえに、最後は締まらずに終わってしまいました。。。

ちなみに...
目黒の雅叙園は、今年80周年。
その為に、諸式のお値段が若干安くなっているそうです。
しかも、紹介を受けて御式を挙げれば、より安くなるとか。
どうですか?!皆さんも(笑)
スタッフの気遣いは2流以下ですが、内装は豪華絢爛!で素晴らしいですよ,ホントに。

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