継続は歴史なり

押入れの整理をしていたら分厚い本を発見。何かと思ってみたら数年前に買った「気まぐれコンセプトクロニクル」が出てきた。前にもブログで書きましたね（2009年8月29日分参照）。

読み返してみたけど、実に下世話な内容。しかし面白い。

面白いだけでなく、当時の流行や時事ネタを、新聞の４コマ漫画以上に反映しているから、歴史的な価値もあるよーな気がします。まあ、作品の舞台が広告代理店だからね。流行には敏感ですよね。あと、今読んだらわかりづらいネタにはきちんと下部に注釈がついているのは親切です。昔はコピーすることを「ゼロックスする」って言っていたんですね。

この「気まぐれコンセプト」自体、1981年から毎週休まずにずっと「ビックコミックスピリッツ」に掲載されている作品だとか。ということは30年以上の長期連載作品ですよ。

日本がバブルになるまでと、バブル崩壊後、そしてそれからまでがギュギュっと一冊に凝縮されているんだな。

ちょっと気になったのは「誰が最初に写真集で乳首を出すか、さあ賭けるぞ！」と、本作品で当時（2004年）売れっ子の女性タレントが競馬新聞風に紹介されていたのですが、「乙葉」や「沢尻エリカ」に並んで「小向美奈子」が出馬させられていたことですね。まさかあんな風になるとは誰も思わなかっただろうな。ちなみに一番人気（脱ぐ可能性が高いってことね）は「くまきりあさ美」だったけど、乳首は出したのかしらん。