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障害の有無程度に関わらず支え合う社会へ ~ハマジョブネットワーク~

区役所で実習!

2006年02月03日 | 記事
お前は仕事をしないから、現場で頭を冷やせ!と言われたわけではなく、
横浜市役所の福祉局という部署で、
市民サービス最前線である区役所に職員を送り、
実習として学ぼうという試みを始めたので、
区役所での業務経験がなかった僕は手を挙げて、
都筑区役所の障害者支援担当というところで3日間の実習を行った。

とはいえ、当然3日で一人前の仕事ができるはずもなく、
みんなの仕事のお手伝いをしたりしただけなのだが、
学ぶことは少なくなかった。

局というところにいると、縦割り感覚で考えがちだが、
区では、市民のとのやりとりが最優先なので、
職員の役割分担が柔軟である。
(というか臨機応変にやらないとたいへんな事態になる)

また、局からの情報伝達は忙殺される可能性があるので、
一方的にただ投げておいて、聞き入られないのを怒るのではなく、
伝え方を工夫して理解してもらわないといけない。
早速区の職員の立場に立ったマニュアルなどを作る必要を感じた。

そして何といっても市民の深い情報をたくさんもっているので
これを利用しない手はない。
重要なステークホルダーとして事業に組み入れることを考えたい。

これから予算の配分や決定権が区にどんどん移れば、
地域性を反映させてオリジナルな事業がどんどん出てくるだろう。
非常に魅力ある職場になるはずだ。

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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
現場実習 (高田)
2006-02-04 10:31:13
こんにちは。

私の勤務先は社協なので(笑)、直接処遇の場はありません。

しかし、現場を知らねばという常務理事の一声で(笑)私も昨年10月に5日間授産施設で実習しました。

初日はオロオロでしたが、次第にいろいろなことが見えてきました。障がい者の就労のことをはじめ、彼らを取り巻く環境のことなどなど、とても学ぶことは多かったです。

今後の仕事に反映させねばという思いを抱きました。

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現場 (江原)
2006-02-08 12:35:58
高田さん

いい経験をされましたね。

逆に、現場の人が非現場を知るのもいい機会だと思います。

いい意味で、大局的な見方ができたり、別の情報・人脈チャンネルができたり。



前にあるワークショップに参加したら、

「障害のある人を、企業に実習させるだけじゃなく、

交換で企業の人を福祉施設で実習させよう」と言う人がいました。

実際、ワタミなど研修に取り入れているところもありますが、

こっちから誘致してもいいかなと思います。



福祉の人は社会を知らないと言う人がいます。

そういう面もあるでしょうが、逆に企業の人の世界がすべてではない。

福祉の現場に入ってもらって交流することが必要で、

企業にとってもプラスになるはずと堂々と言ってもいいなと考えています。
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実習の成果 (ryu)
2006-02-10 01:19:25
どうもです。自習ではお疲れ様でした。短期間での収穫としては江原さんならではの目線で的を射た所がありますヨ!区⇔市は聴いた話ですと月に2回日にちが決まっていて書類等の行き来があるそうですが障害申請等を行うには相当なタイムロスがあり私は苦労しました。又岡山に行った時の10月末で重度障害者医療証が切れており帰宅後区役所に電話したら1階の福祉課だけではなく2階の保険課にも行けと高飛車でした・・・
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追伸 (ryu by 橋隆司)
2006-02-10 04:46:38
上記の続きが表示URLにあります。

是非お越しをおまちしております。

頑張れぇ~頑張れ江原、フォォォォ~!
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役所の手続き (江原)
2006-02-11 12:35:31
縦割りは事務方としての効率重視になり、専門性が増せばお客様へのサービスも向上するわけですが、その分、事務方同士での連携が薄れ、お客様への利便性がなくなる。

ひとつの窓口で手続きを済ませるような試みを、一部の区役所が進めています。

今、区役所は、独自に改善を進める動きが活発なんです。またそれを評価する雰囲気も役所の中で広まっています。

どの区役所が、こんないいことをやってるよ、というのが広まれば、他区への影響が出るでしょう。

いつかは、区独自の条例なんてのもできるかもしれません。そうすれば、市民もより参加しやすいでしょうし、ルールが作りやすく、うまくいけば市全体に広がることになります。
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