脱“障害者” ~社会がもたらす障害をなくそう~

協立(Costanding)すなわち、障害の有無程度に関わらず支え合う社会を目指して

第2回横浜市障害者就労支援検討会議

2006年10月31日 | 記事
10月30日、7月に行った横浜市障害者就労支援検討会議の2回目。
さまざまな立場の方に集まっていただき、
ご意見をお話ししていただいた。

全国的にも名が知れているような専門家が多い中で、
特に印象に残った発言が三つあった。

一つは、障害者雇用もしている、ある企業のかた。
現実に障害者雇用はしているが、特例子会社のように、
それ自体を目的にしている企業ではないという立場で、
この会議は、あくまで障害者支援の立場しか語られず、
企業がどんな思いでいるかを知るべき、と。

二つ目は、ある支援者のかたであったが、
障害者の就職支援をしているような
民間企業などを入れてもいいのでは、と。

三つ目は、障害のある当事者で、
配布資料にあった「個別支援計画」とは何か、と質問。
専門家だらけではつい見過ごされがちな疑問を
勇気をもって突いてくれた。
当事者を会議にお呼びして本当に良かったと思った。

次回の正式な会議は3月。
このときには、横浜型のネットワークを提示する。
もちろん、それまでにいろいろな形で検討を続ける。
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人事部との意見交換

2006年10月29日 | 記事
10月27日、市役所の人事部の職員と障害者雇用について意見交換。
障害者就労を進める立場では、企業の人事部と話すことがあるが、
当然自分のいる組織=市役所の障害者雇用についても
うまくいくように努めなければならない。

とはいえ、内部の部署に対して
障害者雇用を進めろ!と声高に言うわけにもいかないので、
やはり企業に対するのと同じ姿勢で
人事部にとって役に立つようなアプローチをする。

人事委員会という部署にいた頃は
毎日のように人事部とやりとりしていたが、
事業局に移ってからはすっかり縁遠くなり、
知っている職員も異動してほとんどいなくなってしまった。

この調子で意見交換を続けていき、
市役所自身の障害者雇用を進めて、
さすがは横浜市役所ですね!と言われるようになればいい。
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横浜の就労支援ネットワーク

2006年10月27日 | 記事
10月26日、東京福祉大学の松為先生と打合せ。
30日に行う第2回障害者就労支援検討会議について。

そのトピックの一つが、
横浜の就労支援ネットワークについて。

何のためのネットワークか。
どのようにネットワークを作るのか。

まだ完全ではないが、その案を会議に出したいと思っている。

その後も松為さんと意見交換。
厚労省はじめ多くの研究・活動に関わっている方なので
多くを勉強させていただいた。
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コミュニティビジネス、実習の見学2

2006年10月26日 | 記事
10月25日、ある方から、障害者支援についてのご相談。
ある方というのは、先日参加していた社会起業家のワークショップ
(前の記事はこちら
でご一緒した方からのご紹介があったのだ。

話をうかがうと、福祉というよりはビジネス。
基本的に行政の補助を受けず、
かつ障害のある方が仕事をし、報酬を獲得してほしいというもの。

横浜市では、コミュニティビジネスの振興をしていて、
先進事例も紹介しながら、そのご案内をした。
いろいろお悩みもあるようなので、今後も応援したい。

話変わって、市内にある図書館で行われている
養護学校生徒の実習を見学する。
そこの館長が、以前障害福祉課にもいた人でもあり、
「近くにある障害者施設の利用者も時々通ってきているし、
我々が障害のある方の理解をすることは大事なこと」と
引き受けてくれたのだ。

実習の内容は、書棚の整理をしたり、カウンター奥で作業をしたり。
職場の雰囲気もよく、実習生のために過剰でない配慮もしてくれていた。
障害のある方が働けるところというのは、
誰にとっても働きやすいところ、という言い方もできると思う。
そんな場がもっと増えてほしい。
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議員からの相談、実習の見学、企業と意見交換

2006年10月26日 | 記事
10月24日のできごとをいくつか。

市会議員から、障害者雇用に関する相談があり、
上司と一緒に説明した。
現実的に雇用が実現かどうかはわからなかったが、
議員と率直に話ができてよかった。
もっとこういう機会があればいいなあ。

先週は僕の職場で養護学校の生徒の実習を
受け入れていたが、今週やってもらっている
南区役所に見学に行く。
職員に混じって席を与えてもらい、
こつこつと作業をこなしていた。
実はこの職場の責任者は、僕が市役所に入ったときの
新人研修の講師だった人。
直前にお願いしたにも関わらず快く引き受けてくれ、
スケジュールや体制作りを整えてくれた。感謝です!

5月下旬に市の建物に入居して以来、
数十人を雇用しているサンクステンプ横浜・夢工房に行き、
社員やそのフォローについて意見交換。
社員さんにはそれぞれ出身の福祉施設や学校、
就労支援機関などがあるのだが、
みんな対応がまちまちでばらばら。
また生活に問題のある人がいた場合にどこまで介入していいのか。
生活の問題に関しては役所や就労支援機関に相談してもらう。
またまちまちな対応については、これから月例で
連絡会を開くことになった。
企業のおかげで、支援機関も育つのである。
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関係づくりの企画

2006年10月23日 | 記事
10月23日、横浜市社協の障害者支援センターと意見交換。
当センターは市内の作業所などを総括的に支援しているところ。
昨年度、当センターと一緒に障害者支援者向けの研修会をやったが
またやろう、という話。

我々としては、作業所をはじめとした福祉の人たちのニーズ
つまり、就労支援やりたいけど、やりかたがわからない、余裕がない
というのを補うために、月例研修会をやりたい。
その応援をしてほしいとお願いした。

今、市内には、北部や南部に地域ネットワークが発生しているが
その中間部がやや薄いと感じている。
それを補いたいという意図もある。

研修会の内容は、ハローワークや就労援助センター、
あるいは教育との連携、ネットワークについてだが、
この会の意図は、研修の内容について学ぶだけでなく、
現場で思いを持った方々が意見を交換し、関係を作っていくことだ。
関係ができれば、自然にネットワークができるだろう。
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攻めているのか、俺?

2006年10月22日 | 記事
ぎょうせいという出版社から出ている自治体向け雑誌
『ガバナンス』10月号で、
“攻める”職員の発想法/梶山寿子
   障害者の就職・雇用プロモーター 江原顕
として記事が掲載された。

取材されたときの記事にも書いたんだけど、
自分は取り上げられるにはまだまだ薄っぺらだと感じている。

それでも、数年で異動してしまい、
若い職員がクローズアップされることの少ない公務員の業界で
こうして取り上げてもらえるというのは、
業界の底上げにつながりうるんじゃないかとお引き受けした。

自分もそうだったことがあるが、希望と現実のギャップに悩み
つい情熱を忘れてしまう若手が多い。
そういう人たちにも頑張ってもらいたい。

確かに僕は、好きな仕事をさせてもらっているし、
職場環境・同僚にも恵まれて楽しくやらせてもらっている。
だがそういう状況でなくても、数年で必ず何かできることはある。

なお、記事の最後には、僕が必ずしも公務員という立場に
こだわっていないことが書かれている。
出版社の編集者さんからも「これ出して大丈夫ですか?」と言われたが
僕は公務員という立場は手段であって、
社会をよくするという目的を失わなければ手段は何でもいいと思っている。

僕の個人的な感覚では、日本は公は行政がやるものという意識が強い。
でもそうじゃないんだ、ということを自ら示す必要性も感じているのだ。
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実習生との5日間

2006年10月22日 | 記事
10月20日、僕の職場で受け入れていた、
養護学校高等部の2年生の5日間の実習が終わった。

僕の文書ファイルの目次作成を何冊分もやってくれて、
非常に助かった。
それだけでなく、彼の特性を理解し、コミュニケーションのとり方の
勉強になった。他の同僚もそうだろう。

たとえば「知的障害者」というと、
純真で、細かい作業が得意で、こだわりがあって、…
といったステレオタイプの理解がある。
じゃあ、知的障害者じゃない人は、
心が汚れ、大雑把で、おおらかか?
全然違いますよね。

実習生を受け入れるたびに、当然のことながら
個性って何だろう、障害って何だろうと考えさせられる。
考えているうちに、実習生との間に人と人どうしの関係が生まれる。

5日間が終わり、とても悲しかった。寂しかった。虚しかった。
もっと一緒に働きたかった。
実習生が、普通に、もちろん人生苦労はつきものだが
頑張って幸せに生きられる社会でありますようにと願った。
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NPOのミーティングと一冊の本

2006年10月22日 | 記事
10月17日、僕が関わっているNPO・ココロネットのミーティング。渋谷。
他のNPOとの連携や、助成金申請について、代表の雑誌掲載、
それからココロネットへの賛同者について、などなど。

僕自身はしばらくNPOに関わっていなかったが、
また新たな展開になりそう。
本業である障害就労支援にもフィードバックしたい。

さてミーティングで、他のメンバーから
ある本が紹介された。
泉流星著『僕の妻はエイリアン』(新潮社、2005)。
作者の女性は高機能自閉症、いわゆるアスペルガー症候群で、
その結婚生活を、旦那さんの視点で書いたもの。

でも固い・深刻・大変ということに終始せず、
他人とは何か、コミュニケーションとは、結婚とはについて
楽しく考えさせられる。あ、こんなことうちにもあるよな、みたいな。
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南部市場まつりに出店して

2006年10月21日 | 記事
10月15日、横浜卸売市場の南部市場にておまつり。
ここに障害のある方も出店してみては、というお誘いをいただき
市役所でパン屋さんをやっている団体に呼びかけ、
磯子区のどーなつさん、神奈川区のおおぐち工房さんが参加。
(前の関連記事はこちら

朝6時半頃に着いて、前日に設置したテーブルに行き、
やはり前日に持って行っていた看板をセッティング。
同僚も来て一緒に準備。
どーなつさん、おおぐち工房さんも到着。

まつりの正式な開始時間は9時だが、
ここ水産部ではマグロ解体ショーはじめ盛り上がるため、
それを知っているお客さんが数百人も並んで待っているので
8時に繰り上げスタート。すごい熱気。

パン屋さんの場所が、お客さんが大勢通るところを
いただいたこともあり、お客さんがたくさん来てくれる。
まつり実行委員からはっぴも借りて、
店員の士気も高まる。
まつりの終わりには、周りの魚屋さんたちが
たくさん買ってくれて、すごい売り上げだった。

やはりお客さんが多いところ、
しかもお金を持っていて財布の紐がゆるくなっているお客さんがいいですね^^
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パワーアップゼミはじまる!

2006年10月21日 | 記事
10月14日、横浜市社会福祉協議会主催で、
知的障害者向けの生涯学習講座がスタートした。
(前のブログ記事はこちら
翌日のおまつりの準備のため途中から顔を出す。
受講者の数は10数人。20代から30代が中心といったところか。

初回は、受講者どうしが初めてということもあり、
「笑顔であいさつ」というテーマでマナーについて学んだあと、
楽しくお茶を飲みお菓子を食べた。

主催者は、市社協のウィリング横浜といって、
福祉保健に関わる方のための研修センターであり、
組織として直接障害者支援をしているわけではない。

そういうところが、今回の企画をしているところが
非常に面白いと思っている。
単なる障害者福祉とは違う、
受講者が主人公になった講座になってほしい。

もちろん、いろいろな専門家がサポーターとして加わっている。
主催者も、支援者の参加は大歓迎だとおっしゃている。
僕自身この企画を広げていきたいと思っている。

講座の後、主催スタッフと打ち上げ。
疲れもあって酔いが回るのが早い早い!
とはいえ翌日のために早く失礼しました。
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商店街における福祉のまちづくりプロジェクト

2006年10月21日 | 記事
商店街や障害者支援団体などが集まり、
福祉のまちづくりをテーマに活動している
横濱ジェントルタウン倶楽部という団体があるのだが、
ここが内閣府の助成を得て、新たなプロジェクトを開始した。
(→神奈川新聞の記事

10月12日、そのミーティングに参加。
僕の職場ではふれあいショップという障害のある方が働くお店の
設置補助をしているが、関内駅高架下にある第1号店も
このプロジェクトのメンバーである。

僕は、いわゆる「福祉の店」を「地域の店」に
展開したいなと考えている。
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ファシリテーションとはなんぞや?

2006年10月21日 | 記事
以前、日本経営協会さん主催の集会に参加させていただいた(こちら)縁で
お知り合いになった協会の方が、
日本ファシリテーション協会の理事でもあるということから
役所の職員有志でこの方をお招きして懇談会やろうということに。

10月11日、10数人が役所の会議室に集まり、ゲストの方を中心にして、
役所職員に求められるファシリテーションってなんだろう、
みたいなことで意見交換会をやる。
その後はもちろん飲みながら続き。

僕はこれまでファシリテーションってよくわからなかったんだけど
今まで10年近く仕事してきた経験で
あ、こういうことなんだ~と自分なりに解釈できた。

役所嫌いの僕が役所に入ったのは、
学生時代に社会教育の現場に行き、
住民が自ら地域課題を解決しようと活動するための
コーディネートをする行政の役割を見て、
こういうことをやりたいと思ったのがきっかけ。

今では障害のある社会をよくしようという
ライフワークが見つかったわけだが、
僕の出発点は大事にしたいなと思った。
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ふらりと来て飲む場所

2006年10月18日 | 記事
しばらくブログを更新していなかった。
当然、アクセスは減っているのだが、
それでもコンスタントにご覧になるかたもいらっしゃりありがたいです。

さて、10月10日、ふらりと来て飲む場所があるといいよねと
おっしゃっていた養護学校の先生と
その仲間たちを、前にも紹介した飲み屋にお連れした。

まじめなことふまじめなことたくさん話したつもりだったが
すっかり忘れてしまいました(笑)。
これも飲み屋ならでしょう。

覚えているのは、
こういうお店で、いついつ集まりましょう!という企画をしても
「ふらりと来て飲む場所」にはならない。
まず、知っている人だけ連れて来て、
そこから自然と口コミで広がるようにしましょう、と。
ネットで言うとソーシャルネットワークと一緒かも。
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スポーツのバリアフリーの推進

2006年10月10日 | 記事
10月9日は体育の日だけに、昨日に続き、スポーツの話。
この日はいくつかの区でスポーツレクリエーションフェスティバルが行われたが、
僕は鶴見スポーツセンターに行った。

ここは、スポーツセンターという施設に加え、
漕艇場があるところが特徴。

そして、ここを拠点として、世界に障害者ボートで挑もうとしている方々とお会いした。
その代表が、木村さん。
ボート協会の一員でもあり、また障害者スポーツ指導にも取り組まれている。
2008年の北京パラリンピックに出るのが目標とのこと
なんと夢のある話!応援したい。

ここでも体験でボートに乗れるとのことだったので、
早速、エントリーして、教わりつつ初めて漕いだ。
漕ぎ方が少しわかると、すごいスピードで進むので楽しい。
天気も良かったので、とても気持ちよかった。
お客さんには大人気で、100人以上も来た。

さて、僕たちは、障害のある方が普通に地域でスポーツを楽しめるように
環境整備をしていきたいと思っていて、
まずは今回のスポレクを通じて、現場のスポーツセンターの方と
お話をすることができた。

まだ実際に障害のある方が普通に利用できるようにまではいっていないが
(もちろん、個々のレベルではやっている人たちも多い)
その方向にもっていくつもりだ。
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