
★ブライアン・ウィリアムズ特別企画展『清水寺とブライアンの曲面絵画展の夕』
清水寺本堂と奥の院の両舞台、月明かりと、夕暮れ空の深いブルー、見下ろす京都のまち灯り、うす明かりに浮かぶお寺のシルエット、ライトアップされた舞台の各所での曲面絵画
平成23年5月14日(土) 清水寺舞台に於いて午後8時~9時30分
世界遺産の指定を受けている国宝清水寺は、日本最大の文化財の一つです。平安京の時代より宗教的な役割に加え、その文化の荘厳な流れが、何世紀にも渡って今日でも脈々と生きづいております。この度、特別なご許可をいただき、その堂々たる流れに私のささやかな一滴を加えていただける幸運を得ました。
清水寺の舞台にて、曲面絵画の大作10点余を披露させていただきます。
作品ごとにオリジナルな曲面、その上に描く「曲面絵画」は全く新しい試みで、私独自の発想から生まれたものです。従来の絵画は、平面と直角の形からなり、直線の額縁の中に存在しているのが主流です。曲面絵画はその四角い平面から独立し、目の誘導からなる自由な曲線美により、今までに無い広がりと臨場感を味わえる作品になっております。
清水寺の舞台の素晴しい魅力は開放感と広がりの快感です。開放感豊かな曲面絵画の展示には、まさに願ってもない発表の場になることと胸躍らせております。
世界遺産の清水寺で世界遺産をテーマにした「エベレスト・イグアス大瀑布・屋久杉・イースター島」等の作品とともに、何気ない景観美をとらえた作品も合わせてご覧いただきたいと思います。世界遺産は守らなければならない人類の共同財産ですが、名も無い美しい場所、命を与えられてくれている地球丸ごとを世界財産として扱わねばと切望するのです。地球そのものを守らなければ世界遺産でさえ守りきれないでしょう。
清水寺だからこそ、私の作品を通してこのメッセージをより効果的に発信できるものと考えるのです。
ブライアン・ウィリアムズ
清水門前町には午後8時の受付開始を待って長蛇の列ができていた。正面石段の向うには仁王門と三重の塔がライトアップされて朱彩色が鮮やかに夜空に浮かぶ。
受付を通り寺務所を過ぎたところから、またしても清水の舞台まで長い列ができる。気長に待ってようやく舞台に到着した。
舞台中央には世界遺産のエベレストやイースター島のモアイ像の大作。屋久杉など各所に並ぶ大小10点余の曲面絵画は、いずれも黒山の人だかりである。
そして、ブライアンと握手して短い会話を交わし、清水寺を後にした。
風薫る舞台にかゝる月に筆 秋水
ブライアン・ウィリアムズは1950年にペルーで生まれる。日本に来たのは1972年。そして1981年には高島屋ギャラリーでの個展を初めて開いた。高島屋横浜店をはじめに、以来、全国の高島屋各店で個展を開いている。近年では、湖東の佐川美術館での個展があり、日本の原風景を描いて40年になろうとしている。
清水寺本堂と奥の院の両舞台、月明かりと、夕暮れ空の深いブルー、見下ろす京都のまち灯り、うす明かりに浮かぶお寺のシルエット、ライトアップされた舞台の各所での曲面絵画
平成23年5月14日(土) 清水寺舞台に於いて午後8時~9時30分
世界遺産の指定を受けている国宝清水寺は、日本最大の文化財の一つです。平安京の時代より宗教的な役割に加え、その文化の荘厳な流れが、何世紀にも渡って今日でも脈々と生きづいております。この度、特別なご許可をいただき、その堂々たる流れに私のささやかな一滴を加えていただける幸運を得ました。
清水寺の舞台にて、曲面絵画の大作10点余を披露させていただきます。
作品ごとにオリジナルな曲面、その上に描く「曲面絵画」は全く新しい試みで、私独自の発想から生まれたものです。従来の絵画は、平面と直角の形からなり、直線の額縁の中に存在しているのが主流です。曲面絵画はその四角い平面から独立し、目の誘導からなる自由な曲線美により、今までに無い広がりと臨場感を味わえる作品になっております。
清水寺の舞台の素晴しい魅力は開放感と広がりの快感です。開放感豊かな曲面絵画の展示には、まさに願ってもない発表の場になることと胸躍らせております。
世界遺産の清水寺で世界遺産をテーマにした「エベレスト・イグアス大瀑布・屋久杉・イースター島」等の作品とともに、何気ない景観美をとらえた作品も合わせてご覧いただきたいと思います。世界遺産は守らなければならない人類の共同財産ですが、名も無い美しい場所、命を与えられてくれている地球丸ごとを世界財産として扱わねばと切望するのです。地球そのものを守らなければ世界遺産でさえ守りきれないでしょう。
清水寺だからこそ、私の作品を通してこのメッセージをより効果的に発信できるものと考えるのです。
ブライアン・ウィリアムズ
清水門前町には午後8時の受付開始を待って長蛇の列ができていた。正面石段の向うには仁王門と三重の塔がライトアップされて朱彩色が鮮やかに夜空に浮かぶ。
受付を通り寺務所を過ぎたところから、またしても清水の舞台まで長い列ができる。気長に待ってようやく舞台に到着した。
舞台中央には世界遺産のエベレストやイースター島のモアイ像の大作。屋久杉など各所に並ぶ大小10点余の曲面絵画は、いずれも黒山の人だかりである。
そして、ブライアンと握手して短い会話を交わし、清水寺を後にした。
風薫る舞台にかゝる月に筆 秋水
ブライアン・ウィリアムズは1950年にペルーで生まれる。日本に来たのは1972年。そして1981年には高島屋ギャラリーでの個展を初めて開いた。高島屋横浜店をはじめに、以来、全国の高島屋各店で個展を開いている。近年では、湖東の佐川美術館での個展があり、日本の原風景を描いて40年になろうとしている。