武産通信

東山三十六峰 月を賞で 雪を楽しみ 花に酔う

合気 短刀取り(2)

2018年02月22日 | Weblog
                                                合気 短刀取り

 身魂に宇宙の真気を呼吸し気海丹田に鎮め相手と合気和して電撃雷飛の光の如く気を以って打ち突くこと。一九の十なる和の勝速の理により左にて相手の肘を押さえ右手にて相手の右手首を掴み右に引き倒すこと。 (植芝盛平『合氣柔術秘伝目録』)

 相手が短刀を構える前に飛び込んで奪い取ること。
 因みに、この心得は太刀を相手にした短刀の扱いにも通じる。いち早く相手の懐に入り込むのが極意である。小回りの利かない太刀の弱点ついた技である。物打ちをかいくぐり、短刀を腰のところで固め、体ごとぶつかって相手のどてっ腹に、刃を突き刺す。

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合気 短刀取り

2018年02月20日 | Weblog
                                                合気 短刀取り

 相手が短刀を構える前に飛び込んで奪い取る。短刀よりも、ナイフのほうが奪い取るのが難しい。ナイフは、より慎重に奪い取ること。

 植芝盛平大先生の伝書『合氣柔術秘伝目録』には、「相手に対し心と心を結び速やかに和合し、右手を以って相手の頭上また顔を打ち突くこと。来る者は迎え二八十なりの和を忘るべからず。」と記されている。

写真/受手は若き日の塩田剛三先生

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合気の杖入門

2018年02月18日 | Weblog
 合気の杖入門

 杖素振り二十本 : https://youtu.be/O9U04EU_Qp8

 [内容] 突き五本、打ち込み五本、片手打ち三本、八相返し五本、流れ返し二本

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合気の呼吸法 

2018年02月07日 | Weblog
 合気の呼吸法 『踵で呼吸する』

 荘子曰、真人之息以踵、衆人之息以喉。
 荘子曰く、真人の息は踵を以てし、衆人の息は喉を以てす。

 荘子はいう、真人の息は足の底でするように深く、凡人の息はただ喉の先でするように浅い。
 踵で呼吸する。これは、踵に呼吸器があるのではない。踵まで息が通っている、即ち、全身で呼吸しているということである。
 まず、足を肩幅に開いて立つ。両腕を自然にたらして掌を前に向け、指を開く。
 口をむすび、臍下丹田に気を集中し、下腹部を膨らませつつ息を鼻から吸い込むと同時に、序々に爪先立ちとなり踵を上げる。
 充分息を吸い込んだら、開いた両手の掌を下に向け、大地を抑えるようにストンと踵を下ろし、息を吐く。
 吐き終ったら、再び開いた指の掌を前に向け、再び息を吸い始める。
 常に、臍下丹田に気を鎮めることが大切である。
 この呼吸法が身についたら、別に踵を上げ下げしなくても、息は全身に行きわたり、心身一如の状態に深く入ることができる。
 全身で呼吸する。即ち、常に天地と一体となり、天地の呼吸に任せているという境地に至るのである。

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