住宅を検討し始めた当初、暖房はオール電化の深夜電力を利用した蓄熱暖房しか頭にありませんでした。
火を使わずクリーンな上、冬も半袖で過ごせるラクさを今の住宅で味わってしまっていたので。
そんな考えを持っている自分の前で左手を腰に、右腕を高々と突き上げ「ま~き、ま~き!」と連呼している妻の姿をさめた視線で「理解できん!」と一蹴していました(笑
でも蓄熱暖房はシステムで導入するとかなりの金額がかかる。
便利だけど停電になったり冬季にかかってくる灯油代との比較で考えると果たしてもとが取れるのだろうかという疑問がでてきました。
そこで大した興味も持たないまま薪ストーブを調べてみると…これが昔のだるまストーブと違ってかなり性能が違う。
蓄熱暖房と同じく薪ストーブの内部にも蓄熱用レンガが入っていて長期に熱を放熱したり、車のマフラーと同じように触媒や二次~四次燃焼でクリーンな排気かつ薪を長くもたせる仕組みが導入されている。
煙突も二重煙突にすることで煙突内の熱を下げず上昇気流を維持し、煤やタールなどの付着を抑えるような設計に。
気がつけば薪ストーブに関する本をほとんどそろえていたり、ショップめぐりしたりと自分の方がはまっています…
実際には薪の確保や煙のことなど考えなくてはいけないことも多いのでメインの暖房は石油ストーブ、夜間のサブに薪ストーブを考えています。
今回は魔法瓶のような内部の温度を逃がさない高気密な住宅にするつもりなので暖房費はオール電化でなくてもコストを抑えられるのでは?と思ってます。
今はどのメーカーのストーブにしようか検討中。
国によっても薪ストーブの開発されてきた経緯や背景が違うようです。
アメリカは大きな住宅で部屋が寒いので薪をどんどん焚く。なので薪を保たせるために触媒をつけて熱の効率化と薪の長持ちさせる仕組みに長けている。
でも仕組みが少し複雑。
北欧は住宅が高気密で部屋も大きくないのでコンパクトなサイズのストーブが多い。そのかわり操作がシンプルですぐ部屋が暖まるように放熱が早い仕組み。
うちみたいに小さな家は北欧タイプでいいのかも?
逆に本州のように住宅の気密が低くて暖房はすべて薪ストーブでというスタイルならアメリカタイプがいいのかな?
とかいいながらころころと好みが何度も変わっています。
でもまだまだ住宅に対しての勉強もお金も足りません…