今月の100分で名著はマルクスの資本論が紹介されています、解説の先生に見覚えがあると思ったら以前読んだ人新世の資本論の著者ですね、
解説の内容は人新世の資本論で説明していることとだいたい同じでしたが、なんとなく働いたことのない学者先生の理想論という印象を受けました、
毎日残業して働いている底辺労働者には響きません、個人的にはマルクスの理想とした世界というのはアイザックアシモフの小説に出てくるソラリアという世界が近いのかと思います、
ソラリアはロボット技術が発達していて人間は広大な領地に一人かせいぜい二人で生活していて大勢のロボットが仕えているという世界、
人口は極端に少なく人間同士が直接接触することはほとんどなく人と会うときは立体映像通信という世界で生産や労働はロボットまかせになっていると思われます、
ここまでくれば人間は労働から解放されるのだろうと思いますが結局その恩恵を受けられるのは資本家なんだろうなと思います、
人間の欲望というものは制御できないと思うので行きつくところまで行くしかないでしょう、たとえそれが文明の崩壊や人類の滅亡でも自己責任というのもです。