高屋敷の十字路
十字路で立ち話し(あるいはワッツニュー)
から
雨上がりの庭で新緑が伸びるように揺れ
産道を抜け出たばかりの赤子の手が震え
立ち上がった足の怯えで筋力の彼方まで。
歩行も覚束ない栄養失調の虚弱児童も
わが家にあった『宮沢賢治名作選』を
手にめくってみる握力に恵まれて育ち。
夏の林間学校の参加も見学しただけで
中学の部活も竹刀の握り方や振り方も
カナヅチのままいっこうに体得できず。
喜寿そこそこで貧乏人の解放を目論む
社会システムが崩壊してしまったあと
衰えゆく体力を補う身体使いに気づく。
被爆国としての筋力不足を補いながら
道具を使いこなすトレーニング不足も
露な最新エネルギー革命の七段目辺り。
「新緑の毒素」の階段で息を切らし
東北の「モーリオ市」あたりで降り
「イーハトーヴォ」を呼吸するまで。
十字路で立ち話し(あるいはワッツニュー)
から
雨上がりの庭で新緑が伸びるように揺れ
産道を抜け出たばかりの赤子の手が震え
立ち上がった足の怯えで筋力の彼方まで。
歩行も覚束ない栄養失調の虚弱児童も
わが家にあった『宮沢賢治名作選』を
手にめくってみる握力に恵まれて育ち。
夏の林間学校の参加も見学しただけで
中学の部活も竹刀の握り方や振り方も
カナヅチのままいっこうに体得できず。
喜寿そこそこで貧乏人の解放を目論む
社会システムが崩壊してしまったあと
衰えゆく体力を補う身体使いに気づく。
被爆国としての筋力不足を補いながら
道具を使いこなすトレーニング不足も
露な最新エネルギー革命の七段目辺り。
「新緑の毒素」の階段で息を切らし
東北の「モーリオ市」あたりで降り
「イーハトーヴォ」を呼吸するまで。