「高屋敷の十字路」の各ページの更新コメントならびに関連〈ニュース&トピック〉拾い読み。
十字路で立ち話し(あるいはワッツニュー)
から
マスクした
人で埋まる
バス車内に
ノーマスク
の幼稚園児
らが乗込み
中の誰かが
マスクした
婆ばっかり
マスクなし
の付き添い
が黙らせる
幸せの手前
迄はお金が
もの言うが
その先へと
連れだして
くれる縁結
十字路で立ち話し(あるいはワッツニュー)
から
口から入り
肛門までの
夢の抜け道
言葉足らず
覚えられぬ
内なる他者
同伴者だと
信じ込んだ
最愛の他者
庭の雑草や
樹木や虫が
絡み合う場
手入れした
祖父や草を
毟った母が
彼岸を巡り
他者離れて
立ち会うか
十字路で立ち話し(あるいはワッツニュー)
から
咲き始めて
雨に打たれ
地面に伏す
水仙が聴く
庭の足音と
球根の囁き
古き実家の
蓄音機から
聴き分けた
音と雑音が
幼い身体の
地図を描き
体験と妄想
のY字路を
夢見るまで
生き死にを
辞められず
発生し続け
十字路で立ち話し(あるいはワッツニュー)
から
開き始めた
花の下でも
覆われた唇
零への壱を
寸止めした
身体を観劇
何をしよう
何を話そう
として止め
相まみれて
踊るような
身体の隙間
吹き抜ける
音の響きが
反響すれば
混沌と生成
が渦巻いて
共振共鳴へ