高屋敷の十字路
十字路で立ち話し(あるいはワッツニュー)
から
痒みを伴って
繰り返される
毎日の皮膚も
手が届くから
掻いてしまう
老いの繰り言
七年も経てば
入れ替わって
蝉の抜け殻に
取り残された
近所住まいの
古老の後ろ姿
思い為す事が
ひび割れ続け
る老いの手相
どうしようも
こうしようも
人ならざる心
十字路で立ち話し(あるいはワッツニュー)
から
痒みを伴って
繰り返される
毎日の皮膚も
手が届くから
掻いてしまう
老いの繰り言
七年も経てば
入れ替わって
蝉の抜け殻に
取り残された
近所住まいの
古老の後ろ姿
思い為す事が
ひび割れ続け
る老いの手相
どうしようも
こうしようも
人ならざる心