五行目の先に

日々の生活の余白に書きとめておきたいこと。

4月18日(日)晴れ(東京)→曇り(弘前)

2010-04-28 23:27:03 | Weblog
 8時半起床。いつもと変わらぬ大沢親分と張さんのトークを見ながらの朝食。トーストと卵焼き、それからヨーグルトも付いてきた。

 父に昭島駅まで送ってもらい、東京駅に向かう。今日もうまいことコインロッカーを確保することができた。グランスタ近くのロッカーに荷物を預けられると、新幹線に乗るのはとてもラクなのだ。

 山手線に乗って渋谷に行く。今日は東急バスに乗る。モヤイ像の前のバス停から、「渋11系統」田園調布行きのバスに乗り込む。246も日曜日とあって空いている。気持ちよくすいすいと走っていく。

 とりあえずの目的地は自由が丘。バスで通過したことはあるが、街を歩いたことはない。街の名前の響きからくるハイソなイメージしかない。

 自由が丘駅入り口で下車するつもりだったが、そのひとつ手前の自由が丘学園でバスを降りる。このあたりからすでに「自由が丘」な感じがする。バス停のすぐ向かいにある、「モンサンクレール」というパティスリーに入る。まだ開店して間もない時間のはずだが、店内には結構なお客さんがいる。その名前は聞いていた。せっかくなのでケーキをいただこう。

 店内の一角にカフェスペースが設けられている。座席はわずか7つ。タイミングよくすぐに座ることができた。ショーケースから「オネット」という三角形のケーキと「タルトシトロン」という焼き菓子を選ぶ。コーヒーではなく、スペシャルブレンドの「サガセンチャ」という紅茶を一緒に注文する。

 2つのお菓子は何より見た目からして美しい。食べるために崩してしまうのがもったいないようだ。「オネット」はチョコレートが濃厚ながら、決してくどくはない。「タルトシトロン」は、メレンゲの食感とほのかなレモンの香りがポイント。ああ、なんとぜいたくな。

 振り返ると、座席が空くのを待っている人がかなりいる。長居をしたいところだが、後の人のことを考えて、すぐに店を出る。お店も中も相変わらず盛況だ。

 そのまま自由が丘駅に向かって歩いていく。さほど広い街でもなさそうだから、適当に歩き回ってみる。おしゃれなカフェやブティックがある一方で、静かな神社があったりもする。神社ではお宮参りの赤ちゃんと両親、それにおじいさんおばあさんであろう、晴れがましくニコニコした人たちがいた。

 先週の神楽坂に引き続いて、路地をうろうろと歩き回る。どの道にも人が歩いていて、なかなかにぎやかだ。ご飯を食べるのによさそうなお店が多いが、まださすがにお腹は空いていない。

 大井町線の線路を越える。この辺になるとちょっと庶民的な店も多くなってくる。緑道をすこしばかり歩くと、「自由が丘スイーツフォレスト」に着く。文字どおりのスイーツ・テーマパークである。だがまだ見ているだけでお腹いっぱい、という感じだ。甘いものは好きなのだが、量をこなせるわけではない。こちらも見て回るだけ。

 駅を中心に、ぐるっと円を描くようにして歩く。おおよそ街の雰囲気はわかった。ではそろそろお昼ご飯を食べてもいいころだ。だが、ちょうど午後2時を回ったところで、ランチ営業のお店はこぞって「準備中」となっている。なんてこった。さっき歩いたところを再び歩いて、結局昼食にありつけず。

 自由が丘での昼食を断念して、田園調布に向かうことにした。だが勝手を知らぬ街のこと、自由が丘駅入り口のバス停を探して歩いていたら、いつの間にか先ほどの自由が丘学園のバス停に着いてしまった。

 再び「渋11」のバスに乗り、田園調布駅へ。ここまで来たとはいえ、果たして昼食を摂れるお店があるのかどうか、全く確信はない。いざとなったらマクドナルドでもよかろう。だがもうちょっと田園調布らしいお店で食べたいところ。

 かつての駅舎の建物のすぐ目と鼻の先にある、「DELI&CAFE 5」という店に入る。一見するとお総菜屋さんのようだが、イートインもできるようだ。店内は3時近いというのに混んでいて、しばらく入口で待つ。ようやく席に着いて、メニューから3種類の総菜をチョイスして、自分で組み合わせるセットを注文する。それにベーグルとコーヒーを付ける。場所柄を考えれば、これで1,000円しないで食べられるのだから、まずまずといえようか。それぞれの総菜の味もしっかりしたものだった。

 田園調布の住宅街は、なぜか警察官がたくさんいて、別に遠慮することもないのだが、食事を終えると早々に後にする。「渋11」に乗って、三軒茶屋に行く。

 まずは三軒茶屋の昭和レトロ巡礼。エコー仲見世商店街に入り、「花菱」の前を通って世田谷通りに出て、そこから三軒茶屋中央劇場の前へ。

 この映画館が健在であることにほっとする。ついでに三軒茶屋シネマの屋上にあるバッティングセンターも覗いてみる。何となく打ってみたい気になったが、お客さんが多かったのでやめておく。一番遅い球でも空振りしそうだから。

 世田谷線の駅の向こう側に行く。たびたびテレビに取り上げられていた、都会のなかの釣り堀を見に行く。するといつの間にか閉店していた。残念。こちらは一度も中を覗くことはなかった。廃墟のような形で残っているのが何とも痛々しい。

 キャロットタワーの展望台に上る。やや霞み加減ではあるものの、広々とした眺めが気持ちいい。駒沢給水塔もしっかりと見える。「駒沢給水塔風景資産保存会」が設置された銘板を見に行きたいが、なかなか近くまでは行けないでいる。点灯時に見に行けたら最高なんだがなあ。

 世田谷通り側のバス停で渋谷行きのバスを待つ。こちらでは時刻表を見るまでもなく、次々とバスがやってくる。渋谷に行くなら田園都市線に乗ればいいのだが、せっかくの一日乗車券だ。もったいない。電車よりは時間がかかったが、とくに渋滞もせずに渋谷駅に着いた。

 東京駅では少しばかり時間の余裕がある。新たにできたサウスコートを見て回る。僕としては、この場所にあった本屋さんがなくなってしまったのが残念なのだが。

 グランスタの「新宿アカシア」で「キャベハヤ」弁当を買い、「はやて31号」に乗り込む。今日もよく歩いたせいか、盛岡駅までウトウトしては起き、起きてはウトウトする、を繰り返す。盛岡駅で乗り継いだ最終の「ヨーデル号」はほどよく混んでいた。バスはよく揺れる。東北道の路面の悪さはもうちょっとどうにかならないだろうか。

 帰宅したときには日付が変わっていた。明日はちょっとばかり早起きしなければならない。
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