今週はYMを飲んでスタートする。冷めないうちにくっくっ、と飲んで仕事を始める。3コマの授業の配付資料を印刷しに行こうとすると、リソグラフのインクが切れている。しかも補充のインクもなくなっていた。1階の事務室まで取りに行く。どうも最近学生さんがリソグラフをコピー代わりに乱用しているようだ。夜遅くにコピーを取りに行ったりすると、某運動部の練習スケジュール表なんかの印刷ミスの紙が捨てられたりしているもんな。こういった証拠の隠滅くらいはしてもらいたいもんだ。
ただこっそり使用するだけならまだいいが(それとてよくはないのだが)、紙を詰まらせたり、マスターを変な風にセットしたまま放置したりするものだからどうもよろしくない。こういった無責任な使用がやがて自らの首を絞める(そもそも絞められる首自体があるはずないのだが)ことにつながることは自覚すべきだろう。
午前中は他の先生への仕事の依頼のメール文面を作成する。具体的には社会調査士の科目申請に関わる書類作成の依頼。それぞれの授業のご担当の先生方にお送りする。今週末には申請を行わねばならない。幸い比較的早くファイルは揃いそうだ。
3コマの「地域生活調査方法論」は、今日から3回にわたって社会調査の手順について説明する。初回の今日は調査実施の必要性の有無と一連の流れについて講義する。終わりの25分ほどを使い、これから1月の末までに各グループが実施する調査についての打ち合わせをしてもらう。
割とすんなりテーマが決まったところ、テーマよりも先にアルバイトや部活や帰省のスケジュールを出し合って調整を図っているところ、様々だが、自らテーマを設定して、ある程度形を整えた調査を行って(時間の都合上、サンプリングなどは捨象せざるをえないが)、プレゼンテーションを作るところまでもっていけるか。僕にとっても過去の経験のないところで授業をやっているので、結構手探りの部分もある。とにかく、やるだけやってみよう。
ここからは事務仕事一辺倒。僕自身が担当する社会調査士科目の内容チェックをし、その後で来年度の新入生に配布する『学習案内』に新たに加える社会調査士資格の案内の文面を考える。こういった文面の作成は正直いって苦手だ。このブログを読んでくださっている方ならおわかりかと思うが、僕の書く文章は冗漫で、ぴぴっと説明するようなものには向かない。どうしてもくどくなるのである。とはいえ僕以外に書く者はいないので、あーだこーだと頭を悩ませながら書く。
今週末から来週頭にかけて作成・チェックしなければならない大きな書類が4つほどある。そのどれもが提出を怠ったり、不備があったりすると頭を下げなければならない性質のものである。それらを全部終えることができれば、ようやく年の瀬という感覚になれるのだと思う。それまではとても1年の終わりという感じがしない。追いかけられているのはデスクワークばかりで、ちっとも走ったりはしないのだが、それでも忙殺されているという実感は、確かにあるのだ。
夕食を食べ損ねてしまったが、家に帰れば何かあるだろう、と11時に研究室を出る。さすがに寒い。耳が痛い。帽子に付いている耳覆いでカバーする。直接空気に触れている部分で、最も敏感に寒さを感知するのは何といっても耳である。帰宅して遅い夕食。インスタントであるにもかかわらず、熱い味噌汁がとてもうまくじられた。