DUMMY FAKE ROLLERS

邦楽オススメ若手バンドから、洋楽のガールズロックやHR/HMまで、音楽やアーティストを色んな切り口からレビューします。

[ゴーストライター / 柴田淳] 憂いと切なさは健在

2009年12月16日 | 音楽レビュー
以前、心に残る歌詞で紹介した柴田淳の新譜『ゴーストライター』のレビューです。(心に残る歌詞のレビューはコチラ)

2001年に「それでも来た道」でメジャーデビューして以来8年間、この人の音楽は全くブレないですね。ビブラートの強い歌い方も、憂いを帯びた切ない歌声も健在です。

『ゴーストライター』というタイトルは、彼女がリスナーの声を代弁して歌っていきたいという思いが込められているようです。

ゴーストライター
柴田淳
ビクターエンタテインメント

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やはり、先行シングルの「Love Letter」が秀逸です。"あなたがいないとダメ"という歌が多い中で、"あなたが居なくても大丈夫だよ"という歌を作りたくて、この曲ができたそうです。歌詞に注目して聴いてみて下さい。

●Love Letter / 柴田淳


また、しばじゅんのユーモラスな一面を見せていた王子様シリーズが前々作『月夜の雨』で終わってしまって、寂しい思いをしていたファンもいると思いますが、今回面白い曲が復活してますよ。NHKの「みんなのうた」に出てきそうな「うちうのほうそく」。ぜひ聴いてみて下さい。

●うちうのほうそく / 柴田淳


こういったユーモアのある曲が入るのは意外かもしれませんが、実はしばじゅんの隠れた魅力なのです。

しっかし、繊細なしばじゅんも、浮き沈みの激しい音楽業界の中で、よくここまで活動が続いているなぁと思います。常に一定のクオリティの作品をリリースし続けているのは、まるでaikoのようです。また失恋ソングが多く、リスナーの共感を獲得しているところは、古内東子のよう。もっと人気が出てもいいと思うんですけどね。

ところで、しばじゅんが、ブログの歌姫と呼ばれていること、最近知りました。「愛をする人」が映画の主題歌になって、それでちょっと脚光を浴び始めているらしいのですが、どんなブログ書いてるのかと思って見に行ってみました。

長っ!
文章長いです!(笑)
そして、すごい等身大!
面白いです☆

繊細で大人しそうな外見とのギャップに思わずニヤリとしてしまうかも。
気になった方は、ぜひブログ見てあげて下さいまし~。(⇒柴田淳diaryへGo!)

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