◇「今の自分って優しくないなぁ…」そんなこと思う時ってないですか。でもそんな自分に気づいただけでも<花マル>なんですってね。心がすさんでくると人が困っているのに平気な顔でいられたりします。単調な生活の中で、愛情も何も感じずに生きていると、誰もがついそんな方向へ流されてしまうそうですね。
いつも優しい心でいたい…とは思うけれど、自分の心に余裕がないとつい冷たく接したり、意地を張ったりしてしまいますよね。人間だから、優しくできる時もあればそうでない時もあります。でもきっと、時々自分を振り返って「優しくないなぁ…」と気づいて反省する中で本当の優しさというものを学んでいくのかも知れませんね。
人に「~してほしい」と求める心はしばしば不満を生み出しますよね。人に期待してもなかなか思い通りにはならないですからね。でも恋人同士や仲の良い夫婦を見ていると、「~してほしい」という求める心より、「こうしてあげたい、ああしてあげたい」と、嬉しい心をお互いに投げ合っているような感じがします。
それはまるで心のキャッチボールのように…。キャッチボールは誰かが最初に投げないと始まりませんよね。まずは自分から投げてみることでしょうね。たとえ今すぐにボールが返ってこなくても…。
「世界はぶどうのように、皆丸い心でつながり合ってゆく」
この優しい言葉の中に人と人とが互いに助け合ってゆく本来の人間としての姿を映しているのですね。人がちょうどブドウのように、皆丸い心でつながり合ってゆけたらどんなに素晴らしいでしょう。
「人」という字は、お互い支え合う形から出来ています。すなわちどちらが無くても互いに立っていられない、そんな姿から人が支え合いたすけ合うことの尊さを教えてくれているのですね。
私達は毎日誰かのお世話にならなくては生きていけませんよね。食べるものから着るものまでどこかで誰かに支えられて生きているのものです。毎日の暮らしの中で、そのことを少しでも実感しながら喜びと感謝の気持ちで通ることがJoyousでPositiveな生き方に近づいてゆく道なのかも知れませんね。