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『髑髏城の七人 2011』 東京初日&9/27マチネ

2011-11-21 22:18:31 | 演劇+新感線+歌舞伎
かなり遅くなりましたが、この舞台の感想を記録しておこうと思います…
青山劇場にて、9/5の東京初日と27日のマチネの2回を観てきました!



演出:いのうえひでのり

脚本:中島かずき

出演者:小栗旬・森山未來・早乙女太一・小池栄子・勝地涼・仲里依紗・高田聖子・粟根まこと・河野まさと・千葉哲也


私としては、蛮幽鬼以来、ここ2年くらいで一番良い舞台だったと思います。
何より、自分の観劇はもちろん、周りの人の感想を聞いたりしていて、舞台がグングン育っていく様にワクワクした。

それに、美しくて活きの良い若者たちの競演と言ったらもう…!!(笑)
太一、勝地くんの評価が私の周りで良かった気がする。
早乙女太一、天才。凄い。
キャスティングしたいのうえさん、有難う。。早乙女お蘭、大正解です…!
いわゆる”萌え要素”みたいなものが満載すぎて…。。
黒の着流し、紫の襦袢、完全武装なのに、太ももチラ見せの捨さんより色っぽい。
殺陣もたっぷり、だけど、演舞場の横が広い舞台の方が映えてた気が。
勝地くんは、とにかく可愛い。子犬。
声も愛嬌も育ってきてて良いなあ…!これからも期待してます。
未來くんは、結構イメージを崩した天魔でした。
狂気を通り越して、幼稚さを入れてて、でもやっぱりカッコいい。。
日舞のとこ、動きがスローになるところが良かった!
小池姐さん、凄いカッコよかった。かずきさんの、小説版髑髏城の太夫像に最も近い太夫だったと思いました。
里依紗ちゃんはずっと喉潰しちゃってたけど、初舞台なのでまだまだこれからだと…!
女贋鉄斎・聖子さんと裏切り三五・河野さんはしっかり笑わせてくれて、観てるだけで幸せになった。
千葉家康は若者たちの支えとなり、かつ熱いところもあって素敵♪

2回目に観た時の席からの舞台の見え方がなんだかすごく良くて、綺麗な構図にぐっときました…
ああ、今、七人がそこに立ってる…。と感じて、ちょっとうるうると…。
セットはシンプルで、私はちょうど長野の松本城に行ったばかりだったので、髑髏城の中の想像がぐんぐん膨らみました(笑)
あとは、登場人物たちの心を映す月が印象的だったかな…
無界のセットで空中通路みたいなものがあったのですが、私が小説版を読んだ時に想像していた無界とよく似ていて、はっとしてしまった。
やっぱり、小説版に一番近い髑髏だったのかな。

全員が全身全霊で演じて、お互いに負けるもんかと戦っているのが凄く良かったです。
若いがむしゃらな髑髏城、ああ、本当良かったなあ…♪
この物語が心底好きだと改めて思いました。
7年後、次は何があるんだろう…


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