Smoke will be with me!

cigar, cigarette, pipe tobacco等、タバコと私の濃密な時間

No-smoke city~ Part2

2006-12-09 | tobacco
 British Columbia州知事・Gordon Campbellはこうスピーチした。
所属する政党・Liberal Party(自由党)の集会の席でのことである。
 
 「2008年までに、British Columbiaの公共施設すべてを禁煙にする」
 
 これを聞いてあれ?と思った。というのもVancouverやその周辺地域では室内で喫煙が出来るところは無い。レストランはもちろん、バーやパブでも室内は禁煙、すでにこれが常識だ。私の知る限り、室内で喫煙できる唯一の場所はcigar shopだけである。この発言から思うに、きっと小さな街では未だに室内で喫煙できるところがあるのだろう、BC州は広い。
 
 知事のスピーチには続きがある…
 
 「自宅で吸うなとは言っていない、そしてホテルの一室で吸うのもいいだろう。私が言っているのは公共の場でのことだ。」
 
 市議会で否決されたものの、タバコの販売を止めたらどうか?というWhite Rock市の提案があったぐらいである。Gordon Campbellが2008年まで知事でいるかはわからないが、これから喫煙場所が減る事は間違いないだろう。
 
 現在、熱い議論が重ねられているのはレストランなどのテラス席、いわゆるrestaurant patioを禁煙にするという議題である。こんな決まりはその店のオーナーに任せればいいと個人的には思うが(実際、テラス席も含めた全席禁煙のレストランはすでに存在する)、なぜか各自治体で焦点となっている。と同時に、建物の入り口などに置かれた灰皿を撤去し、入り口周辺も禁煙にしようという動きも見られる。そのうちCaliforniaのように建物から何フィートは禁煙、なんてことになるのかもしれない。
 
 その一方で、外を禁煙にするのが本当に良い事だろうか?正しい事だろうか?喫煙できる空間を室内に設けるほうがいいのでは?という意見もある。そりゃそうだろう、"公共の場"と言うならば路地裏だって公共の場だ。
 
 とまあ、どの国も似たような議論を繰り返している訳だが、面白いことに喫煙者のマナーはさほど話題になっていないように見える。現実は、灰皿がなければポイ捨て当たり前。喫煙者に限らずカナダ人は平気でゴミを…まあ、そのほとんどは若い世代だとは思うが、じつにマナーが悪い。ビンと缶のゴミが少ないのはそれが金になるから。それらはホームレスの人たちが全部拾ってくれるというわけだ。
 
 話しを喫煙に戻そう。
もちろんGordon Campbellは非喫煙者だ。カナダでは喫煙する政治家などマイナスイメージでしかない。しかしこの人、酒は飲む。きっと大好きだと思う。飲んで運転してしまい、休暇中のHawaiで捕まったこともある(2003年1月の出来事)。アルコールの血中濃度は規定の倍だったとか…飲酒運転など知事としては許せない行為だが、お茶目な感じがして私は気に入っている。この写真を見ると、その思いが強くなる。

 もしかしたら自宅では喫煙してるんじゃないか?彼の発言を聞くと、そんな気さえしてしまうのだ。読み過ぎか?


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