Smoke will be with me!

cigar, cigarette, pipe tobacco等、タバコと私の濃密な時間

Natural American Sprit U.S. Grown

2006-04-11 | RYO
 私が常喫している銘柄はブルーのパッケージ、いわゆるレギュラータイプのAmerican Sprit。それの手巻き用のシャグを買い、rolling machineで巻いている。150g入りの缶はまるでコーヒーか何かのようだ。もちろん添加物ゼロ、混じりっけ無しの無添加。日本には輸入されていないものも含め、このAmerican Spritというタバコにはいくつもの種類がある。

 そこで試してみたのが同じ150g入りシャグ、US Grownだ。その名が示す通り、アメリカ国内で収穫したタバコ葉を100%使用したブレンドである。利きタバコとでも言えばいいのだろうか、比較をしてみた。

 まずは見た目。レギュラータイプがライトブラウンなら、US Grownの方はダークブラウン。色が明らかに濃い。そして葉の香り…US Grownの方が深くて蜜のような甘い香りがする。さぁ、実際に巻いて吸ってみると…

 吸い慣れたレギュラータイプは混ぜ物の無い、いかにもストレートという味わいだが、このUS Grownは少し変化する。野球に例えるならばカットボール。一見、直球のように感じるがゆらゆらと変化する。そして葉自体にあったあの甘さを少しだけ感じる。レギュラーと比較すると圧倒的に複雑な味わいに仕上がっている。

 結局の所レギュラーとUS Grown、甲乙つけがたい。どちらも旨いのだ。もちろんせかせか吸ったり、吸った煙をすぐに肺に入れてはこの差はわからないだろう。ゆったりゆっくり…煙と戯れてこそである。

Natural American Sprit
http://mutenka-tobacco.com/

Santa Fe Natural Tobacco Company
http://www.nascigs.com/

Natural American Sprit 150g Tin

2005-10-12 | RYO
 日本に帰った時はいろいろなシガレットを試しているが、普段はAmerican Spritを吸うことが多い。シャグ(手巻き用タバコ)を見つけてからというもの、これがメインになっている。Golden Virginia(イギリス産の手巻きシャグ)よりも華やかで、Manitou(ドイツ産、手巻きシャグ)よりも大人しい味わいは普段のタバコとして向いている。家にいる時はその都度巻き、外出する時は予め巻いて、それを持って出かける。ヒュミドールで一晩ほど寝かせてから吸うと味が柔らかくなり甘味が増す。

 American Spritはタバコ本来の味を楽しむべく添加物ゼロ、混ぜ物の無い無添加タバコとして売られているが、フィルター付きのシガレットに使われている巻紙は何か特別な紙だと聞いたことがある。紙が燃える匂いや味はタバコの味を損ねるから、タバコ葉にこだわるのなら紙にもこだわるという姿勢は正しい。作り手も本気でタバコに関わっているのだと思うと嬉しくなる。

 そんなAmerican Spritのこだわりはシャグにも表れている。150g入りのシャグにはきちんと200枚のRolling Paperが付いてくる。この紙もまた混ぜ物無し、100%植物性なのだ。しかも、長い喫煙を楽しめるようにking size。

 ところが、このキングサイズがくせ者で、紙幅が76mm。私の使っているRolling Machineは70mmまでしか巻けないのだ。まだ本当の"手巻き"が出来ない私は悩んだ。キングサイズ用の手巻き器を買うべきか?

 出した答えはとてもシンプル。 ハサミを使って紙を切り、幅を狭くした。そもそも私は硬詰めで巻くので一本で10分ほど吸える。ちょっとした息抜きには充分な時間なのだ。

毎日手巻き~RYO

2005-07-16 | RYO
 煙を肺に入れない口腔喫煙は、タバコ葉の旨さを再認識させてくれた。1mgなんてタバコには何の味も無い。フィルターなど付いていようものなら更に味は薄まることになる。常喫しているAmercan Spritは1mgではないが、時々フィルターを切って…いわゆる両切りタバコとして楽しんでいた。こうすることで味わいはより明確になる。スパスパ吸えば煙が熱くなるので自然とゆっくり吸うことになり、これによってゆったりとした一服が味わえる。

 ここで私は気がついた。フィルターは必要ないのだ。すかさずWebで検索をかけ、手巻きたばこについて調べた。すると…あるではないか。通信販売をしているタバコ店ならばたいがい手巻き用品を扱っている。海外ではRYO (Roll Your Own)と呼ばれ、RYO Magazineなどというサイトまで存在する。私が知らなかっただけで、世の中には手巻きでタバコを楽しむ人たちがたくさんいるのだ。日本出張に合わせ、私が手巻き用品を注文したのは言うまでもない。

 日本で取り扱われている手巻きたばこは全てが輸入品。その中から私が試してみたのがManitou(マニトウ)というドイツの無添加タバコ。この、オリジナルシャグはアメリカ、ブラジル、ジンバブエのヴァージニア葉がミックスされ、コクがあって上品な甘さ…吸った瞬間に唸ったほどの旨さだった。そして、今試しているのはGolden Virginia (England)。まだ味見程度なのではっきりは言えないが…軽めの味わいで微かな甘味がある。地味な感じの味わいは…イギリス!という雰囲気(笑)

 購入した手巻きタバコ機 (Rollbox)はシンプルな造りだ。葉を均して紙を当て、フタを閉じると葉が巻かれ、タバコになって上に出てくるというもの。紙には糊が付いているので予め舐めてから当てれば良い。

 慣れないうちはスカスカになったり、やたらと固くなってしまったりするがすぐに慣れる。日本滞在中は夜なべをして毎晩巻いていたが、カナダに戻ってからは吸う直前に巻いている。吸いたいと思った時に箱からぱっと出して吸うのではなく、葉をほぐし、紙に巻き、火を着ける…手間をかけると美味しい、手間をかけるからこそ楽しいのだ。