台風11号が発生しました~。
前回の台風に比べたら勢力はかなり強いですね。
中心気圧は955hPa 、最大風速は中心付近で40m/s 、最大瞬間風速は60m/s 。
フィリピン東の海上で発生し、20km/hの速さで北西へ向かっています。
今後は中国大陸へ上陸する進路で、沖縄県を含め日本に来ることはなさそうです。
ただこれからも発達し、「非常に強い」台風になると予想されています。
かなり先まで予測することで有名なアメリカ軍の予想。
な~んの迷いも無く、ベトナムの首都へまっしぐらですw
では毎回恒例の名前・意味の紹介です。
この台風11号の名称は 「 UTOR (ウトア) 」 。
アメリカが名付けました。
ここで、前回の台風10号が発生した時の記事をよ~く読んでいる方は疑問に思うはずです。
前回の記事の文を引用してみると・・・
2000年から、北西太平洋・南シナ海で発生する台風に対して、
東アジアや東南アジア各国の台風委員会が固有の名前をつけることになったのだ。
はい、ここです。
これまでの台風の名付けた国を見てみると
ベトナム・中国・北朝鮮・香港・日本・ラオス・マカオ・マレーシア・
ミクロネシア・フィリピン・韓国・タイ といったようにアジアの国々が名を連ねています。
この中にアジアと遠く離れたアメリカが混じっていることに疑問に思うはずです。
調べてみた結果、、、
もともと台風には英語名がつけられていたいたが、2000年からアジア名を採用することになった。
その時に「台風委員会」という組織が設計されたそうですが、
この「台風委員会」は東・東南アジア諸国とアメリカで構成されたそうです。
ではここで本題。 「 UTOR(ウトア)」 ですが、「スコールライン」という意味を持っています。
「スコールライン」とは、寒冷前線に先駆けてやってきて激しい気象現象をもたらす、
小規模な前線のこと。日本では不安定線とも呼ばれています。
台風に他の気象現象の名前をつけるなんて、さすが自由の国・アメリカです。。。