その名も、まめちゃん。-虹色流星号-

日本一ダメダメ男、まめぞの日記。
...今日もトホホな一日を過ごしました。
 *旧「その名も、たぁちゃん」

哀・誕生日3(イオンレイクタウン編)

2008-12-20 03:12:44 | その名も、たぁちゃん。
.当初3話完結の予定でしたが、3話が思いっきり長くなってしまいましたので、最終話は4話とさせていただきます。

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「哀・誕生日1(バースデーイブ編)」「哀・誕生日2(曇りガラス編)」の続きである。

危うくトイレの中で誕生日を迎えそうになり、採血では、内出血を起こすハメに…。

これは、僕が予定しているトホホ計画にはもちろんなかったことで、トホホの星に生まれた宿命を痛いほど感じている次第である。

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「悲しき誕生日計画」

誕生日数日前から立てていたトホホ計画だ。その内容はこんなもんだ。

日本最大のショッピングセンター「イオンレイクタウン」にて一人で食事をし、一人で買い物をし、一人であんみつを食べ、余力があれば一人で映画を観る。つまり、日本最大のショッピングセンターの真ん中で「哀」を叫ぼうという計画である。

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「イオンレイクタウン」とは。

218,483m2の商業施設面積(店舗数は565)と8,200台の駐車場及び6,200台の駐輪場を備えた施設。千葉県船橋市のららぽーとTOKYO-BAY(店舗面積120,200m2)を抜き、日本最大級の規模のSCである。(wikipediaより)

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イオンレイクタウンは決して近いとは言えない距離だが、家からは信号を一回曲がるだけでついてしまう。この日は、天気も良く、車の機嫌も良かったのか、驚愕の5分ちょっとで着いてしまった。(駐車場に入るまでにもうちょっと時間がかかっているけが)

イオンレイクタウンはkaze棟とmori棟に分かれていて、2階にあるセンターブリッジでつながっている。駐車場はそれぞれの棟にあるが、kaze側が上り線、mori側が下り線とつながっている。また、建物自体が広大なために、目当ての店がどこにあるかを考えて車を止めないと、大変痛い目に遭う。

「kaze > mori」

これは、建物の規模ではなくて、中に入っている店舗の質というのかな、洋服屋にしても、食べ物屋にしても、kazeの方が高級志向で、moriの方が庶民的といった大まかなコンセプトがある。

僕は、決して金持ちなわけでも、高級志向なわけでもないが、帰り道を考えてkaze棟の駐車場3Fに止める。


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予定では食事をはじめにするのだが、無駄に厚着できてしまったので、まずは服を買って着替える作戦に出た。

「kaze棟は、やっぱりお高い感じだなぁ。」と胸の内に秘めてデザインよりまず値札チェックで服を選ぶ。「今日は誕生日だ、妥協すべきではない。」とある程度の贅沢は、許してもらおう。

ただでさえ、ファッションに興味がなく、洋服屋に足を運ぶことがレアな僕なので、kaze棟の3Fを一周しただけで、なんとなく疲れてしまい、他を回るのが面倒臭くなったので、ささっと買っちゃうことにした。

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いったん駐車場に戻り荷物を置き着替えを済ませた。ざっと200店舗ぐらいありそうな食事処からひとつを選ぶのは一苦労である。

誕生日の食事である以上、フードコートではなく、専門店がいい。できるだけ贅沢で、失敗はしたくない。

そう思いながら、手ぶらでKaze棟を回り、2階から、センターブリッジという長い通路を渡って、mori棟に潜入する。結局食事処を決められず「マックでいいかなぁ。」というい気もしてきたが、「妥協すべきではない。」ということで、飯屋を探し求め右往左往。

途中、大好きな楽器屋さんで、誕生日に買ったら素敵!な楽譜はないか探してみたものの、目ぼしいものには巡り合わず、展示してある電子ピアノをチャラチャラりーんと引いて、音楽デザインのクリアファイルだけを買った。文房具屋では手にはいらないA4サイズのワイドなので、ピアノ譜などのコピーも入るサイズで使い勝手がいい。


空腹のままうろちょろしているうちに、時間は4時になった。散々迷った挙句に、車を停めたkazeの3Fにあるカレー屋さんに入ることにした。注文したのは、「柔らかポークのスープカレー」だ。店内は、僕以外にカップル一組しかいない。それなのに、やたら出来上がりがおそく、その時点でここを選んだのが失敗だと感じた。

届いたスープカレーは、見本とはだいぶ見た目が違っていたし、おいしくなかった。

やたらスープが多いせいで、胃もむかむかしてきて水をがぶ飲みして帰ってきた。そのがぶ飲みした時に、コップの中の氷が崩れ、買ったばかりの服が水浸しになったことも一応報告しておく。

「庶民的マックにしとくべきだったか…。」

ずっと気になっているあんみつがある。moriの1階にあるコーヒー店?のショーケースに飾られている、特大のあんみつ(\1000)だ。当初の予定では、一人淋しくこの特大あんみつを食べる予定だったが、胃の調子を考えると「また今度」だ。

また、まずいカレーのせいですっかり憔悴しきった僕は、余力ばあればの映画も今回は見送ることにした。


行くときは5分ちょっとできた道も、帰りは優に10分以上かかった。陽が落ちあたりはすっかり暗くなっていた。

部屋に戻るなり、惰眠をむさぼることにした。ところが思ったより長く眠ってしまい、時計を確認すると23時を回っている。

いまいちトホホになりきれない不完全なトホホな誕生日にトホホを感じてた。

「嗚呼、僕の誕生日が終わる…。」


【続く】

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【リンク】


「哀・誕生日1(バースデーイブ編)」
  http://blog.goo.ne.jp/taira1216/e/ed77ba73729c3f8a5c3b302aa9fbac89


「哀・誕生日2(曇りガラス編)
  http://blog.goo.ne.jp/taira1216/e/84b5b09f70768086bbb383cfe2824697

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「イオンレイクタウン」公式サイト
 http://www.aeon-laketown.jp/
↑わが街にできた日本最大のショッピングセンター

「イオンレイクタウン」(Wikipedia)
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%82%A6%E3%83%B3

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