その名も、まめちゃん。-虹色流星号-

日本一ダメダメ男、まめぞの日記。
...今日もトホホな一日を過ごしました。
 *旧「その名も、たぁちゃん」

入院日記05-1

2009-06-01 19:38:34 | 潰瘍性大腸炎-入院日記4-
潰瘍性大腸炎で入院5日目


久しぶりに「寝た」という感触を得た僕を清々し朝が迎えてくれた。特別晴れているわけでもない、恐らくは窓際のベッドへ移動して初めての朝だったからからかも知れない。

その気持ちを台無しにするごとく採血がまわってきた。

ここのところ、2日連続嫌な思いをしているので、普段は何とも思わない採血もこのときばかりは憂鬱で仕方なかった。

今回はなんなく終了したからよかった。ここ数日は出血も落ち着いているので、結果の方もなんなく出ればいいのだが。

入院患者にとって土日はつまらない。先生はいないし、検査もない。何の進展もないのだ。その無意味な2日間が過ぎた月曜日は、期待に胸が膨らむ週の始まりでもある。

主治医のN先生も朝一軽く顔を出した。下痢の回数は相変わらずだが出血はおさまっている事を告げた。

午後になったら採血の結果をみてプレドニンを増やすかどうか、輸血に切り替えるかどうかを判断するだろう。

月曜日は男性の入浴の日だが、許可がおりていないので、タオル払拭となる。頭を洗えないのか辛いが、貧血が良くなるまではいた仕方ない。

久しぶりにお日様が顔を出した。気分もいい。久しぶりにコンタクトレンズを入れて、少しはナニか活動しようと思った。

何となくだが体調も良さそうだ。

【つづく】

入院日記04-2

2009-06-01 14:39:40 | 潰瘍性大腸炎-入院日記4-
入院4日目第2話


午後6時は夕食の時間だ。禁食だからあんまり関係ないが、入院生活の1日のサイクルでは大事な節目になる。

6時から消灯の時間には、8時前後に検温がまわってきて、9時ごろ点滴の交換があって、その隙に準備から片付けまで全てが面倒臭いペンタサ注腸をしてゴロゴロしなければいけない。

そのそれぞれがタイミングが悪いと落ち着いて何もできない。今日はサッサとペンタサ注腸を済ませて、なるべくまとまった時間を作るようにした。

ノートパソコンには、容量が許す限りの動画ファイルを入れてきた。映画と音楽ライブ映像を中心に、エヴァンゲリオンのテレビ版やあんなものからこんなものまで。

映画を見れには少々時間が足りないので、エヴァンゲリオンを何話か見ることにした。

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て、消灯。

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今までで一番眠れた。ほぼ正確に2時間おきに目が覚めるが、2時間程度のまとまった睡眠が何回か取れただけで、今までにない休息を得られた。


【4日目終了】

入院日記04-1

2009-06-01 09:32:01 | 潰瘍性大腸炎-入院日記4-
入院4日目

消灯の時間に一睡もできず、起床の6時になって気を失うように眠れた。

とこれが、何度も悪夢にうなされて起こされた。昨夜見たドラマMR.BRAINが衝撃過ぎたんだと思う。

僕に安眠は訪れるのか…?

悪夢か朦朧か。

僕の入院4日目は体調も悪いスタートとなった。出血はほとんどないようだが下痢の頻度か多く、トイレから帰ってベッドに横になったらまた腹痛という悪いパターンが目立った。

やっぱり入院は長くなるのか…。

気も滅入ってきたので、通路側から、空いている窓際のベッドに変更したいとお願いした。

通路側は人から覗かれるし、足音も気になるし、外の明かりが遮られて暗いし、とにかく滅入る。

午後にベッド移動してくれることになり、少しは気分が楽になった。

再び、朦朧時々悪夢。

午後になっても大腸の機嫌が悪かった。ベッドの移動は思ったより遅く、3時を回った。朦朧頭痛のせいもあり遅さイライラを感じたが、外の景色を眺めることができる位置に移動できてまた気分が良くなった。
この時間からは寝てはいけない。

連夜の不眠を治すためにも、寝てはいけない。ナニもする気にもなれないが、寝てはいけない。無理矢理本を読んでは、2ページ程で集中力が切れて中断。茶をすすっては朦朧。

それでも、原宏一の「床下仙人」を読み終えた。収録されている5篇はどれも斬新で面白かった。「派遣社長」なんかはタイトルからインパクトが強いし、派遣社員の社長版、つまり社長を派遣するなんてこれまた斬新だ。

明日からは、「重力ピエロ」が映画化された伊坂幸太郎の長編「ラッシュライフ」を読んでみよう。

【つづく】