1)7鉢あるクリスマスローズは花が終わると北側の日の当たらない場所に移動するため、
この時期あわてて南の明るい場所にまわして、花が咲いているのに気づいたところ。
大鉢の<マドンナ>は5年以上も植え替えしていないが、鉢が重たいので、東側の
日当たりのよい場所に置きっぱなしのせいか、毎年よく花が咲く。すきな色の花だ。
<クリスマスローズ>
2) 満州、朝鮮半島、ロシアのアムール河流域に分布している<タツタソウ>は、
早春に淡紫色の花をたくさんつけるが、2~3年肥料をやっていないので、花つきが悪い。
日露戦争時に軍艦「竜田丸」の乗組員が採集してきたことから、<竜田草>の名がある。
<タツタソウ>=竜田草
3)いっとき<ユキワリソウ>の収集・栽培に夢中になって山草店をあちこち歩いたこともあった。
群馬県の「みやこ花壇」は何度も訪問した。おもな自生地の新潟県まで足をのばしたが、
ユキワリソウの宝庫といわれる佐渡島まではさすがに出向かなかった。ユキワリソウは
ミスミソウ、スハマソウ、オオミスミソウ、ケスハマソウの選抜種か交配種を指している。
花の色や花形の変化に富むユキワリソウは、江戸時代から栽培されていた記録がある。
<ユキワリソウ>=雪割草
4)<バイモ> 開花まじか。なぜか庭のいちばん目立つ場所を占領している。
名は中国名<貝母>の音読み。漢方では球根を咳止めに使う。中国原産。
日本産の<コバイモ>は小型で、花は1輪。<クロユリ>もなかま。
<バイモ>=貝母
5) <ハクモクレン> 数日中に開花する。
30年まえ、春の植木市で2メートルくらいの苗木を買って植えた記憶があるが、
いまでは樹高5メートルを超える大木となり、西側のソメイヨシノサクラを超えるため、
昨年晩秋に3メートルくらいに強く剪定した。そのため、花芽もだいぶ刈り込んだので、
今年の花は150輪くらいか、ややさみしい。(ここ数年は約300~400輪)。
<ハクモクレン>=白木蓮