「旅の坊主」の道中記:常葉大学社会環境学部・小村隆史の防災・危機管理ブログ

日本唯一の防災学部はなくなっても、DIGと防災・危機管理を伝える旅は今日も続いています。

土砂災害理解教育、次のステップへ!

2014-12-03 23:46:35 | 防災教育
今夕、静岡市教育委員会のY先生とNさん、日本工営静岡事務所のTさん、
ゼミ生4名と共に、静岡駅近くの居酒屋で、「アルコール燃料付きの」ブレスト。

防災研究者あるいは防災の実務家の社会貢献として、
求められれば、小中学校への防災の出前講座は可能な限り応じていきたい、と思っている。
「旅の坊主」はそのつもりだし、土砂災害の専門家であるTさんもそのつもりだろう。

ただ、静岡市内だけでも129校あるという小中学校へ
土砂災害理解教育を普及させようと思ったら、
研究者や実務家の「一人力」の社会貢献で何とかなる、訳がないことを、
今まで、しっかりとは考えていなかったようであった。

今まで、気付かなかった「旅の坊主」がアホだった、ということなのだろうが、
教員免許更新講習という一つの方法論があったことを思い出した。
この夏こそ家庭の事情でお手伝いできなかったが、
JICAのプロジェクトで中米に長期出張中だった年を除いて、
制度ができてからずっとプログラムを持っている。
今までは地震・津波防災に焦点を当てたものだったが、
追加して、土砂災害理解教育のためのDIGについて、
しっかりとプログラムを作り、展開させる可能性はあるな、と思った。

仮題は
「災害図上訓練DIGのノウハウを活かした実践的土砂災害理解教育」
というところか。

来年8月の実施と考えれば半年以上ネタ仕込みの時間もある。
プログラムの概要は、もうできているようなもの。
であれば、やるしかないな、と。

大きな方向性が見つかった、ということで、
収穫の大きなブレストの会でありました。

お集まりいただいた方々と学生諸君に感謝!


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