2016年10月25日、フィリピンの慰安婦被害者の会「リラ・フィリピーナ」は、同日から日本を訪問するロドリゴ・ドゥテルテ大統領に対し、安倍首相との会談で慰安婦問題を取り上げ補償を求めるよう促した。新華社が伝えた。 

リラ・フィリピーナのエグゼクティブディレクター、レチルダ・エクストレマドゥラ氏は声明で、「フィリピンの歴代政府は日本との外交関係がこじれることを懸念し、第2次世界大戦中に旧日本軍の売春宿で働くことを余儀なくされたフィリピン人女性の窮状を無視してきた」とした上で、「独立した外交政策を追求するドゥテルテ氏なら日本に立ち向かうことができる」と訴えた。(翻訳・編集/柳川)

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今日の安倍首相ドゥテルテ大統領首脳会談で慰安婦問題が取り上げられたかどうかは不明です。

ニュースをみる限り、この問題が取り上げられていないようですが

この機会にフィリピンの元慰安婦に対して日本はどのような対応をしているのか調べてみました。

 

外務省のHPを見てみると、次のような記述があります。



日本の具体的戦後処理(賠償、財産・請求権問題)


 
これらを読んで、日本の戦後補償については十分過ぎると印象を持ちました。
 
また昨年末の日韓合意は余計な事であり
 
果たして韓国に対して10億円もの大金を払う必要はあったのだろうか、
 
アジア女性基金でこの問題は終わったことではないかと思わずにはいられませんでした。
 
 
韓国は挺対協の反発もあり、基金を受け取っていない元慰安婦が多いとも聞きますが
 
日韓合意の10億円支払いは女性基金の受給者は除外するとは特に言っていません。
 
ですから、女性基金と今回の「癒し金」の両方を受け取っている慰安婦もいたのでは?
 
二重取りした慰安婦がいたのでは?等々考えてしまいました。
 
 
 
本題に戻ると、元慰安婦に対する補償は既に終わっている事、
 
苦し紛れに「10億円は賠償金でない」と両政府は言っているものの
 
各人に10億円を山分けしているようなものですから
 
この10億円は余計な事だったのです。
 
 
それにフィリピンから韓国と同じように補償を求められたら
 
どんな言い訳をするつもりなのでしょう。
 
 
日韓合意は韓国の執拗な日本バッシングを黙らせる為、
 
韓国の不当な要求に屈したものとも言えます。
 
ですからどう考えてもあの合意は失敗だったと思わずにはいられません。
 
 
ごね得、言ったもの勝ち、言わなきゃ損、そんな言葉を連想した日韓合意。
 
慰安婦像も変化なし、寧ろ世界中に増える勢いなのですから
 
日本の外交の失敗で、愚策だと再認識されました。
 
 
 
 
フィリピン大統領は損得勘定が上手いようです。
 
相手を見て、発言を変えるしたたかさがあります。
 
 
日本からの大きな援助を得るのが最大目的のような今回の訪日。
 
こんな時、慰安婦問題を持ち出したばっかりに、日本からの経済援助を得られなかったら元の子もありません。
 
 
彼の暴言は全て計算ずくで、時には挑発し、時には持ち上げるしたたかさがあります。
 
そんなドゥテルテ大統領は評判はあまり良くないですが、日本も見習う部分もありそうです。
 
 
 
 

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