政府は30日、天皇陛下の譲位への対応などを検討する安倍晋三首相の私的諮問機関「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」の第5回会合を官邸で開いた。憲法の専門家ら5人からヒアリングを行い、うち4人が譲位を認める立場を表明した。

 11月7日から始まった意見聴取は3回目のこの日で終了。計16人の見解が出そろい、譲位容認は8人、否定的は8人と賛否が拮抗する結果となった。政府は一代限りの譲位を認める特別措置法での対応を軸に検討しているが、特措法には10人が反対した。

 会合後に記者会見した座長代理の御厨貴東大名誉教授は「次回から論点を絞っていく」と述べた。有識者会議は12月7日の次回会合から、政府への提言をまとめるための協議を進める。

 30日の会合のヒアリング対象者は、麗澤大教授の八木秀次氏▽国士舘大大学院客員教授の百地章氏▽京大大学院教授の大石真氏▽東大名誉教授の高橋和之氏▽元最高裁判事の園部逸夫氏−の5人。譲位容認は百地氏、大石氏、高橋氏、園部氏の4人で、八木氏は反対した。

 容認の4人のうち、百地氏は例外的に認める姿勢を示した。大石、園部両氏は天皇自身による譲位の意思表明と皇室会議の関与の必要性を指摘した。

 八木氏は「退位そのものに反対。このままのご在位を望む。高齢のためご公務ができない事態には国事行為の臨時代行など現行法制で十分できる」と述べた。

<有識者会議>退位、特別立法で集約へ 専門家の賛否拮抗

     画像は毎日新聞より

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天皇陛下の譲位に関する有識者会議で専門家へのヒアリングが終わり

意見が出揃いました。

16人から聴取し、8人が譲位容認、8人が否定的(反対が6、慎重が2)でした。

 

専門家は皇室典範にも憲法にも、そして歴史にも詳しい方々ですが

そうではない一般の国民は7割以上が賛成のようで、(世論調査から)

80歳以上にもなる陛下がこれ以上公務に就かれるのは可哀想、

との感情的な意見が多いようです。(Yahooニュースのコメントなど)

人情的にはそうでしょうが、そう単純なものではありません。

 

現状のままでも、摂政の仕組みなら対応できますが

それでは納得できないご様子の陛下です。

国の象徴とはどういうものなのか長年考えてこられ

象徴としてのお役目はどういうものかとの思いもあられるのでしょう。

そしてその思い以外の事は受け入れる事が出来ない強いお気持ちも。

 

祭祀だけをして頂ければ、それ以上は望まない、そんな気持ちもあります。

でも、それではご納得されないのですね。

 

出来る事なら陛下のご希望を受け入れるべきなのかもしれませんが

次代、次々代、・・・・ずっと継続していく皇位ですから

今上陛下のお気持ちで皇室典範を改定するのも難しいのではないでしょうか。

 

定年制と言っても、70歳?80歳?

何歳で区切るべきかも難しいです。

それぞれの天皇の受け止め方、体力的な事も含め年齢で区切るのも難しいです。

 

譲位に反対している方の意見もっと詳しく国民に広報する事も必要です。

反対するのは「酷い」とか「80歳過ぎているのにまだ働かせるつもりか。人権問題だ」

そんな意見もあります。

しかし反対と言っても、摂政を置き、大半の公務を皇太子や他の皇族で分担して

出来る限り天皇の負担軽減するのです。

場合によっては殆ど他の皇族で分担する事になるでしょう。

ですから、反対と言っても陛下の健康を決して無視しているのではありません。

 

そう考えていると、東宮にももう少し公務に携わって頂ければと思わずにはいられません。

雅子妃が無理なら、皇太子殿下だけでもと思いますが

天皇陛下や皇后陛下がもっと口添えして頂けないかと、強く思います。

 

天皇陛下が退位されたら、秋篠宮家や他の皇族へのご負担が多くなるのは目に見えています。

譲位と簡単に言っても、諸々の懸案事項がありそうです。

退位された陛下の名称、予算や警護、等、まだまだ議論する事もあると思います。

 

ただひとつ、これ以上秋篠宮家のご負担が重くならない事を願うばかりです。

 

 

 

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