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婚外子の女性が喜びの会見・・・・ 法律婚の家庭の方に同情します。

2013-09-05 10:46:31 | 驚き

 

「『2分の1』の自分取り戻した」婚外子女性が喜び(産経新聞) - goo ニュース

 「『2分の1』といわれた自分の生きる価値を、取り戻した」。平等な遺産分割を求めて裁判を続けてきた和歌山県の40代の女性は4日の決定後、和歌山弁護士会館で会見。違憲判断を勝ち取った喜びを語った。

 女性は別に妻子を持つ父と、父の経営する飲食店の従業員だった母の間に生まれた。「二号の子供のくせに」。小学3年生の時、クラスの男子にそうからかわれ「婚外子」としての自分を意識するようになったが、特に不自由は感じなかった。平成13年に父が病気で死亡した際には毎日仕事帰りに病院を訪れ、娘として最期をみとった。

 差別を初めて実感したのは、遺産分割の話が持ち上がったときだった。相続分は嫡出子の半分と知り、「命の重みが半分と言われているような気がした」とがくぜんとした。

 父の死から約12年。「最高裁まで争うなんて、みっともない」と親族に冷ややかな視線を向けられ、インターネット上でも中傷の嵐に遭った。

 女性は会見の最後に、長い戦いを支えた信念を改めて繰り返した。

 「子供はどんな状況で生まれても平等だということを、知ってもらいたい。今日が第一歩だ」

 一方、相手方の嫡出子は「母は法の規定を心の支えに40年間、精神的苦痛に耐えてきた。違憲判断は私たちにとって納得のできるものではなく、非常に残念で受け入れがたい」とのコメントを発表。「日本の家族形態や社会状況を理解せず、国民の意識とかけ離れている」と批判した。

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この結果は予測はされていましたが、

全員一致での違憲判決とは残念です。

当ブログでも7月の最高裁弁論の記事で取り上げましたが

http://blog.goo.ne.jp/ta6323blue/e/16222f041137335c53c97367ac5e97f7

今でもこの考えに変わりはありません。

嫡出子の方の意見に賛同します。

婚外子の方でも色々な事情もあるでしょう。

嫡出子に同情できる場合も、非嫡出子に同情できる場合もあります。

千差万別だと思います。


しかし、この和歌山の場合父親は家庭を顧みず若い女性の元に走り、

婚姻関係のあった母の元で育った嫡出子は母子家庭状態です。

父親に捨てられた、との思いが強かったのではないでしょうか。

長年我慢をし、そして最後遺産相続でどうにか心が晴れたと思います。

それなのに、今回の判決。

納得できなく、残念で受け入れがたいという気持ち。

わかります。


それに対し、非嫡出子の記者会見を開いた女性の言い分には違和感があります。

父親がいる生活、何不自由ない生活。

遺産相続で法律婚の子供と差がある事を知って文句を言う。

あまりにも我儘過ぎじゃないですか?

幼い時から楽しい生活を送って大人になったじゃないですか。


彼女は正妻の家庭を想像した事があるのでしょうか。



最高裁の判決ですからもう翻らないでしょう。

最後の決定ですから、もっと国民全体の考えを聞く機会が欲しかったと思います。

こんな事案こそ、裁判員制度のような一般市民の考えを聞くべきではないでしょうか。

凶悪事件で、死刑か無期懲役か無罪か…という判断よりも

こういう民事こそ国民の意見を聞く場が必要ではなかったでしょうか?


あと一つ、余談ですが

違憲判決の決定を書いた紙を支援者の前で広げる場面をテレビで見ましたが

その判決を携帯電話で撮っていた年配の女性たち。

既婚者のように見えましたが、我が子と同額の遺産を

亭主の浮気相手の子供が受け取る事を想像したのでしょうか。

どうも、あまり深く考えていないように見受けられましたが・・・・。

あのバカ騒ぎぶりが、見ていて恥ずかしく思ってしまいました。

 


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