11月11日付 編集手帳(読売新聞) - goo ニュース
「尖」という字は「小」と「大」の組み合わせで出来ている。発生現場の地名にその字が含まれているせいか、尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件からはいくつかの「小」と「大」が浮かび上がる
◆その一。日本の領海内で海上保安庁の巡視船に船体を故意にぶつけた船長がいる。
証拠のビデオ映像を、政府の意思に背いて世に流出させたと名乗り出た海保職員がいる。人物二人の、どちらの行為がよりタチが悪いか――罪の大小は論をまつまい
◆領海を侵したばかりか人命にもかかわりかねない危険きわまる振る舞いをした悪質なほうは、お 咎 ( とが ) めもなく処分保留で釈放しておきながら、もう片方だけを重く処罰することはできないだろう
◆その二。領土を守ることは「大」問題である。日中首脳会談を実現させて外交成果に一項目を加えることは「小」問題である。船長釈放といい、ビデオの非公開措置といい、「大」を餌に「小」を釣るかのような姿勢を世間がどう見ているかは、急落した内閣支持率が語っている
◆その三。内閣で存在感が最「大」であるべき人が補佐役よりも「小」さく映る。奇観というほかない。
尖閣事件で一番の悪は、・領海侵犯をし、巡視船に衝突してきた中国漁船。
二番目は衝突の詳細を知りながら船長を釈放した、親中民主政権。
国家公務員守秘義務違反だと政治家達がしきりに言っていますが
You Tubeに投稿した海保職員の罪は、この事件の全体から見れば小さい小さい。
専門家の中でも、罪に問えるかどうか意見が分かれているようですが、
私としては、戒告ぐらいにとどめて欲しいです。
「尖」という字は「小」と「大」の組み合わせで出来ている。発生現場の地名にその字が含まれているせいか、尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件からはいくつかの「小」と「大」が浮かび上がる
◆その一。日本の領海内で海上保安庁の巡視船に船体を故意にぶつけた船長がいる。
証拠のビデオ映像を、政府の意思に背いて世に流出させたと名乗り出た海保職員がいる。人物二人の、どちらの行為がよりタチが悪いか――罪の大小は論をまつまい
◆領海を侵したばかりか人命にもかかわりかねない危険きわまる振る舞いをした悪質なほうは、お 咎 ( とが ) めもなく処分保留で釈放しておきながら、もう片方だけを重く処罰することはできないだろう
◆その二。領土を守ることは「大」問題である。日中首脳会談を実現させて外交成果に一項目を加えることは「小」問題である。船長釈放といい、ビデオの非公開措置といい、「大」を餌に「小」を釣るかのような姿勢を世間がどう見ているかは、急落した内閣支持率が語っている
◆その三。内閣で存在感が最「大」であるべき人が補佐役よりも「小」さく映る。奇観というほかない。
尖閣事件で一番の悪は、・領海侵犯をし、巡視船に衝突してきた中国漁船。
二番目は衝突の詳細を知りながら船長を釈放した、親中民主政権。
国家公務員守秘義務違反だと政治家達がしきりに言っていますが
You Tubeに投稿した海保職員の罪は、この事件の全体から見れば小さい小さい。
専門家の中でも、罪に問えるかどうか意見が分かれているようですが、
私としては、戒告ぐらいにとどめて欲しいです。