レジメ(携帯用) Q&Aをまとめて紹介 (あいあいネットワークofHRSのHP)
能勢町立西中学校のみなさん、昨日は研修ごくろうさまでした。到着するなり畑校長先生が、「昨年教えて頂いた、へー、そうなんですか、を使っていますよ。」と教えてくれました。私自身、なかなか気分を良くして研修に望みました。校長先生のおっしゃっていたとおり、一年前の研修のことが、結構残っていたというか、そもそも先生方の力として備えられていたというか、手応えのある研修だったと思います。
認知の実習と、依存的なあり様→主体的なあり様のところをじっくりとやりましたが、子どもの姿というものは、依存的なあり様から主体的なあり様へと成長していくプロセスの過程にあるという部分を、よく理解していただいたのではないでしょうか。
能勢西中におかれましても、ガイダンスカリキュラムというものに取り組んでいただければ、なおさら、学校教育の目標に添った、「能勢の子どもたち」というものに育っていくのではないかと思います。よろしくお願いいたします。
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2学期具体的に動いて行きたいです。
主体的な子どもの姿は、私たちの目標ですが、そこに行きつくまで、段階があると思います。どんな支援や言葉がけが有効なのでしょうか?具体的な成功例などありますか?
(深美です・・・おおまかに上げれば2点あるのではないでしょうか。一つは、カウンセリング的な手法による相談活動だったり、ガイダンスカリキュラムと呼ばれている授業による人間力育成です。これらは、子どもたちの主体性を育てるカリキュラムです。具体的な言葉のかけ方は、アサーションという手法によるDESC法になります。これを一言で説明するのは難しいですから、webで調べて下さい。yahoo検索「DESC法」http://search.yahoo.co.jp/search?p=desc%E6%B3%95&search.x=1&fr=top_ga1_sa&tid=top_ga1_sa&ei=UTF-8&aq=&oq=
このDESC法の言葉かけは参考になると思います。
二つ目は、主体性を育てるキャリア教育です。文科省が出している「4領域、8つの力」というものがありますから、文科省のHPからPDFファイルで出ていますので、参考にしてください。また阿東町立阿東東中学校では、それを分かりやすくまとめておられますので、参考にしてください。http://www.c-able.ne.jp/~ato-h/cary4.pdf
この理念を、学校のカリキュラムや取組に意識的に入れていくということです。)
(深美です・・・今日、ふれることができなかった部分ですが、基本的には義務教育下の子どもは、「保護」されるべき状態にあります。つまり、「保護」→「自立」というプロセスをたどって成長していくことになります。ですから、義務教育下の子どもは、ふつうは「主体的な子ども」というよりも「主体的なあり様をめざしている子ども」とあらわした方が、正確な表現になります。そんな不完全な状態ですから、依存的なグループから、多大な攻撃的なベクトルを受ければ、致命的な傷を心に負います。教員の支援、まわりの人たちの支援が必要となります。)
楽しいゲームやお話を通して、自分自身のことを振り返り、考えることができました。
『何に見えますか?』や『これをどう感じますか?』では、他の人が正解を答え始めると、どんどん焦ってきて、深美先生がおっしゃっていたように、子どももこんな風に感じてるのかもしれないと、ハッとしました。
『依存的な子どもと主体的な子どものどちらを育てようと思っていますか?』と質問されました。私は主体的な子どもを育てたいという方に手を挙げましたが、本当はどちらか分からず困っていました。でも深美先生のお話を聞いて、発達の課程においては、心の中に両面を持ち合わせているということにとても納得しました。
今日の研修を通して感じたことをできるだけ忘れないように、また考えを深めて、2学期からも頑張りたいと思います。
ありがとうございました。
(深美です・・・「依存的」ってことを何で測っているかということが大切かもしれませんね。今日は、時間がなかったので入れませんでしたが、主体的な人どうしが協力しあうことを「相互依存関係」と言います。成長するにしたがって打ち消していかなければいけないのは「依存的」な部分であって、自立した人どうしが「協力」したり「依存」したりすることは、より相乗効果を生み出した成果をあげることができます。自らの「依存的」な部分にたいしては、勇気を出して克服していきましょう。)