あいあいネットワークofHRSのブログ

人間関係づくり・人間力育成の授業

2012年1月 このページは、深美隆司の情報メモ&ブログです

2012-01-01 16:53:18 | コラム

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2012/1/29

【介護福祉士 来日外国人が初受験】

本日、介護福祉士の国家試験が行われました。兼ねてから話題になっていました来日外国人の介護福祉士をめざしている人たちが、この制度(EPA)が始まって、初めての受験をしました。

(産経新聞 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120129-00000515-san-bus_all

驚いたのは、介護福祉士の求人率です。徳島県では約3倍ということらしいです。いかに、福祉の現場で労働力が不足しているかという現実です。外国の人たちの力に頼らなければならない現状というものは、この分野だけではありません。第一次産業、第二次産業において、多くの業種でその基盤を来日外国人の方々が支えています。しかし、その実態に応じたインフラストラクチャーは決して整備されているとは言えません。教育においても、その責任を果たさなければいけない時代になってきているのです。

 

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2012/1/27

【「ALWAYS三丁目の夕日64’」観ました

今日、TOHOシネマズ泉北で「ALWAYS三丁目の夕日’64」を観ました。「ALWAYS三丁目の夕日」「続ALWAYS三丁目の夕日」に続く三本目ですが、今回のがいちばん良かったです。ていうか、一本目、二本目と続いて、クライマックスに達したという感じです。大人のキャストが全く同じですし、特に淳之介、六子、一平も、そのままのキャストでしたから、この数年の彼らの成長を、観る側も共に過ごしてきたという感覚になってしまって、もう、感動のしっぱなしでした。この作品では、親というものが持っているモデル性というものが、いかんなく描かれていまして、そのうえなお、子どもが親を越えていくというメッセージが印象的でした。小説と関連本も買ってきましたので、上映が終わればブログアップしたいと思います。

ALWAYS 三丁目の夕日’64 (小学館文庫)

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価格:¥ 580(税込)
発売日:2011-11-08

三丁目の夕日の時代 ´64(昭和39年)篇 (小学館C&LMOOK)

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価格:¥ 1,350(税込)
発売日:2012-01-13

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2012/1/26

【校外学習についていきました・・・寒かった《《 

Nankinmachi

今日は、松原第七中学校の2年生の校外学習で、神戸の南京町へ助っ人として行ってきました。多文化共生の観点で、中国からの渡日生の仲間たちとの関係性を深め、文化を理解するということと、3年生になってからの修学旅行でのオリエンテーリングの練習をするという二つの目標で行いました。一学期に行った大阪市内オリエンテーリングで猪飼野で韓国・朝鮮の文化にふれた学習の第二弾です。

神戸の南京町は、今、ちょうど春節祭の真っ最中で、南京町のちょうど真ん中にあるお堂近辺が、ステージになっていたり、春節のお参りのイベントなんかが行われていました。平日だというのに、イベントの最中は、黒山の人だかりで、チェックポイントを担当していた先生も立ちっぱなしで、チェックをしておられました。子どもたちは南京町の雰囲気と、通りに面して設置してある屋台の食べ物に大喜びでした。座学でいろいろなことを学ぶのも大切ですが、こうして、文化を体感することは、子どもたちの自力というか、ベースとして根づいてくれるのでしょうね。

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2012/1/25

【「ゆとり世代」の活躍】

http://www.iza.ne.jp/news/feature/6775/natnews/allnews/2/

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2012/1/17

【100社受けても・・・】

17年前の1995年1月17日早朝、私がその時住んでいた大阪の羽曳野市も大きく揺れました。阪神淡路大震災でした。あれから16年後、2011年3月11日、東日本大震災が起こったわけですが、震災から17年を迎えた今日、関西の被災地では、東日本大震災を重ねた取組が行われました。思えば、阪神淡路大震災が起こったあの年は、ボランティア元年と呼ばれました。それと、同時に、世の中の枠組みが大きく変わり、全ての人々がその大きな流れの中に生きることを余儀なくされています。

その枠組みの変化の一つに、雇用情勢があります。本日の記事に次のようなものがありました。「就職内定率:大学生71.9% 過去2番目に悪く」(毎日新聞)、12月の時点において、今年大学卒業予定の学生の中で、就職を希望する約41万6000人のうち、就職が内定している人たちが約29万9000人、未内定の人たちが約11万7000人いるというものです。昨年の今ごろ、「100社受けても、うからない」大学生の人たちのことがマスコミに報道されました。大学が学生丸抱えで学生の就職支援をしているという話や、就職セミナーで必死になっている学生の姿や、今や、就活という分野が、一つのビジネスチャンスになっている現状も紹介されました。番組が追いかけていた学生が、次々と不採用の通知を受け取り、首をうなだれているシーンは、見るに忍びなく感じたものです。

しかし、現実はほんとうにそうなのでしょうか。「100社受けても、うからない」というレンズを通して就活を考えるなら、すべての就活がそう見えてしまうかもしれません。「例年より2ヶ月遅れでスタートした就活。焦っていない学生は、すでに負け組?」(yahooニュース)という記事に小説「就活の神様」をあらわした人材コンサルタント・常見陽平氏は、「いままで学生は人気企業ランキングの上位から片っ端に受けていたけれど、それって少ない椅子を大人数で取り合っているだけ。有名企業ばかり受けて『100社受けても内定ゼロでした』と泣きつかれてもね……。しかも、よく調べもしないでエントリーしたら、面接の時点で化けの皮がはがれるのがオチ。目安は“1週間に3社エントリー”ね。このぐらいの数なら、企業分析をしっかりしつつ、いろんな業種を受けることができる。要はエントリーの量と質を無理なく両立することが大切なのよ」とバッサリと切り捨てます。

私は彼の主張に共感します。つまり、極端に言うと「1社受けて必ず通る」というぐらいのレンズを通して、取り組まなければいけないのではないかということです。ノウハウや単なる対処的なスキルに頼るという問題ではなく、人間としてしっかりとしたコアを兼ね備えた主体的な人であるのかどうかということです。このへんは、「『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』に見える主体性とキャリア」ということで私はブログに書きました。今、どのような人間が求められているのかというときに、「時代に適合させていく」人間ではなく、「時代を切りひらき、創造していく」人間が必要であることを、私たちは認識しなければならないのではないでしょうか。

1年ちょっと前に産経新聞が【風 超氷河期の就活】という特集を組みました。

                             

いろんなヒントが提起されています。

 

 

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2012/1/15

【お金をかけずに学力アップ=学びの21世紀塾(大分県豊後高田市)】

NHKの朝の番組「サキどり?」で大分県豊後高田市の「学びの21世紀塾」が紹介されました。

http://www.nhk.or.jp/sakidori/backnumber/120115.html

Bungotakada

 

 

 

(写真と説明は「サキどり?」のHPより)

大分県豊後高田市の教育委員会は、県の統一テストで下から2番目という結果を受けて奮起をしました。もともと、「戴星堂」や「涵養舎」という寺子屋の文化があった土地柄だそうですが、地域講師を迎えて、教科学習や地域学習を教育委員会主催で「学びの21世紀塾」という取組をはじめました。そのユニークさは講師陣にあらわれています。例えば、英語の青木さんは塾の経営者。地域の学力向上に役立つならということで、一肌脱がれたそうです。英会話の榎本さんは家業の居酒屋の手伝い。アメリカでの留学経験を生かした授業をされています。蕎麦打ちの授業をされている井ノ口さんは、コンビニの店長なんだそうです。実は、豊後高田市は春蕎麦の生産が日本一ですって。謝礼は交通費程度のものらしいですが、講師の方々は生き生きと取り組んでおられました。年間1400万かかる財源は、国と県との補助もあり、子ども一人にすると300円程度だそうです。もちろん、子どもたちの参加費は不要です。「まなびの21世紀塾」の成果を受けて、学校の先生も学校での学力アップのために、個別の支援をはじめました。このような、市民の総合力により、今や、大分県下で豊後高田市は県のテストで6年連続トップを走っています。一昨年からは、ケーブルテレビでも「テレビ寺子屋」を開始し、親子で見て勉強している家庭も多いそうです。そして、視聴率は、「家政婦のミタ」に迫る40パーセントを記録しているというから驚きです。豊後高田市の人口は一年で300人減っている人口流出のまちです。しかし、「学びの21世紀塾」が始まってからは、県外の大学へ進学した「塾」の卒業生が、講師として帰ってきています。先生をめざしたり、医者をめざしたりしている「卒業生」が、今の子どもたちに関わっています。

番組の最後の締めが印象的でした。「教育でまちおこしをする」それは、すなわち「企業が誘致されたいと感じるまち」づくりをめざしているということです。つまり、人間が資源なのだという考えです。一人ひとりが「良き納税者」に育ってもらうというベースにたって、まちづくりを進めるという姿勢、大阪府や大阪市の首長さんも学んでほしいものです。

豊後高田市HP http://www.city.bungotakada.oita.jp/kyoiku/page_00030.html

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2012/1/13

【ひったくり件数、大阪再び全国一に】

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120113/crm12011305010010-n1.htm(産経新聞)

一昨年、34年ぶりに、ひったくり件数全国一の汚名から逃れたばかりでしたが、昨年は再び大阪が認知件数全国一というニュースが、今日、報じられました。規範意識の低下というものが全国的に社会の問題、教育の問題として語られているわけですが、こと大阪においては、規範意識を含めたマナーの悪さというものが、おもしろおかしく語られて久しいものです。AC(日本公共広告機構)のCMで、大阪のおばちゃんが、駐車禁止を取り締まっている警察官に「なんでやのー、みーんなやってるやん!」と噛みついていた場面は、何か「共感性」すら感じて受けとめていた大阪の人たちも多いのではないでしょうか。しかし、事は、非常に深刻です。10万人当たりの発生率を見ると、全国一ということではないのですが、私自身は、人口における割合というよりも、一定面積(例えば1平方キロ当たり)における割合をはじき出すことが重要ではないかと思っています。つまり、いかに(距離的に)身近なところで起こっているか。いかに、頻繁に遭遇しているかという観点です。それで考えるなら、大阪は、相当深刻な状況になっているはずです。これが、教育に及ぼす影響ははかり知れません。教育の成果は地域の成果です。教育改善を言うときに、この観点を抜きにして達成できるわけがありません。身近な大人が、子どもたちの「悪のモデル」として、規範意識の悪さ、マナーの悪さ、遵法意識の低さを、伝えているわけですから。

GDPやGNPという尺度ではなく、GNH(国民総幸福度)を尺度とした「日本で一番幸せな県民」という本がPHPから出版されました。そのトータル指数では、大阪府は47位、総評は「すべての部門で改善が必要」という惨憺たるものになっています。教育も社会サービス、行政の一環として取り組まなければなりませんが、もっと、根本的なところから変えていただくことを、行政のおおもとのところで考えていただきたいものです。

日本でいちばん幸せな県民(ケンミン)
価格:¥ 1,050(税込)
発売日:2011-11-12日本でいちばん幸せな県民(ケンミン)

(ちなみに、刑法犯認知件数{10万人あたり}全国一は、大阪だそうです。

    今{2012.16} 「お試しかっ! 3時間スペシャル」でやってました。やっぱり大阪はしんどいんだわ。)

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2012/1/11

【自殺者3万人超 14年連続】(毎日新聞)

http://mainichi.jp/select/wadai/news/20120111k0000m040037000c.html

今年もやはりそうなのか、という気持ちでこのニュースを受け取りました。昨年(2010)の自殺者が3万人を超えたということです。グラフを見ますと昨年より減ってはいるものの、1998年以降、3万人を越え続けているのです。やはり、1995年頃以降の、社会の枠組みの変化というものへの、認知や対策や支援というものが、できていないということなのでしょう。

昨年7月に、精神疾患が4大疾病の位置づけに加わり、5大疾病という認知がなされました。患者数が糖尿病やガンの患者数を大きく超えた300万人台に昇ったということが、その理由ですが、やっとそういう形での社会的認知や、支援の必要性が認識されてきたと言えます。今年の若干の減少は、そういうことも関係あるのかもしれませんし、東日本大震災の惨事を経験したこの国が、生きていく上での絆というものを、再構築していこうという人々を生み出したのかもしれません。

「4大疾病、精神疾患加え5大疾病に」(読売新聞)

http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=43473

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2012/1/11

【増える大人の発達障害 仕事に支障、ひきこもりも】yahooニュース(産経新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120110-00000085-san-soci

大人の発達障害について、最近、焦点があてられつつあります。現実問題として、職場でトラブルが発生したり、不適応というかたちで、最終的には本人の責任や問題として扱われる傾向があります。そういう風潮に対して、社会で考えていくべき課題として、一石を投じようとしている方々がいます。この記事で紹介されている『発達障害に気づかない大人たち』シリーズ(祥伝社新書)を初め、大人の発達障害を扱った書籍が出版され始めました。

この記事の中に紹介されている自助努力の一例として、「いいところさがし」のようなワークショップ=エクササイズを通じて、人間力をつけていくことがあげられています。義務教育の中では、(特別)支援教育【大阪では「特別」という言葉はつけられていません】というかたち、で支援の対象となるわけですが、義務教育の枠組みをはずれて以降は、本人の努力や、責任という形で、放置されることが一般的なのです。統計的には6パーセントいると言われている発達障害の人たちに関わって、もっと普通に支援のことが語られなければなりませんし、義務教育における課題というものもはっきりとしていかねばならないのではないでしょうか。

人間関係学科をはじめとするガイダンスカリキュラムというものは、その手段として、非常に重要であると感じます。

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2012/1/10

【遺品整理士の資格認定スタート】

少子高齢化の流れが急速に進んでいます。2010年の国勢調査では、もうすでに単身世帯が3割を超えました。教育の問題と福祉の問題とは密接につながった問題ではあるのですが、なかなか、教育現場の中で意識されることはありません。しかし、どういう社会であるのかという部分が、高齢者の単身世帯の方々がどうすごされているのかというところに、映し出されていると言っていいと思います。

昨年11月に封切られた映画「アントキノイノチ」に遺品整理業の仕事が描かれていました。わたし的には、あの映画、さだまさしさんの原作を大きく変えていたので、(少なくとも私にはそう感じられました)、さだまさしさんの原作を読まれたらいいと思います。原作には、「いじめ」の構造も見事に描かれています。

アントキノイノチアントキノイノチ
価格:¥ 1,400(税込)
発売日:2009-05

そこに描かれていました遺品整理業が資格としての遺品整理士というものがスタートしたというニュースが産経版のネットに流れていました。

http://sankei.jp.msn.com/life/news/120109/trd12010918010013-n1.htm

 

事件現場清掃人が行く事件現場清掃人が行く
価格:¥ 1,500(税込)
発売日:2010-04-08

私は、高江洲敦さんの「事件現場清掃人が行く」をすでに、読んでいましたので、映画を観ていても、実際はもっとシビアなはずなのに・・・・なんて感じてしまいました。

人の死を考えることによって、生きていくことの意味を問いかけることを高江洲 敦さんの生き様を通じて感じられるとても良い本です。

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2012/1/3

【チンパンジーのアユム君】

今日の朝のテレビで、チンパンジーのアユム君のドキュメンタリーをやってました。同じ霊長類であるチンパンジーの研究を通じて、人間の本質を追求しようという京大霊長類研究所での取組の紹介でした。まあ、その結論なのですが、チンパンジーのアユム君の卓越した能力は、「いま、ここ」を実現するという優れた部分があるのですが、人間との比較を通じて、「想像したり、実現したりしようとする力」は人間にしかできないんだ、ということを言っていました。人間関係づくりを考える時に、大きなヒントになるに違いありません。さっそく、amazonでアユム君関係の本を2冊注文しました。

アイとアユム―チンパンジーの子育てと母子関係 (講談社プラスアルファ文庫)

アイとアユム―チンパンジーの子育てと母子関係 (講談社プラスアルファ文庫)
価格:¥ 720(税込)
発売日:2005-10

進化の隣人チンパンジー―アイとアユムと仲間たち (NHK人間講座 (2002年4月~5月期))
価格:¥ 588(税込)
発売日:2002-03

 

それと、もうひとつ

「ためんたいこ」さんのHPに、

http://www.tamentaico.com/game/numerical5.html

アユム君が得意とする「じゅんばんあてゲーム」がありましたので、一度挑戦してみませんか? はまりますよ。

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2012/1/1

あけましておめでとうございます。

昨年は、福岡県大牟田市の松原中学校(1月)にはじまり、長野県白馬村の白馬中学校(12月)に至るまで、

数多くの大阪府外の研修に関わらせていただきました。おかげさまで、私自身、学びと気づきの多い一年だった

と思います。

今年も、人間関係づくりのための授業ネットワーク=あいあいネットワークofHRS=をひろげていくために、

精一杯がんばりますので、よろしくお願いいたします。

Doragon

 

 

 

 

 

 

 

 

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