今日は、高知県の四万十市の中心部、中村から四国と中国地方を縦断し、島根県松江市にやってきました。早朝4時半に出発し、11時半に松江に到着しました。今回は、松江市立第三中学校の第二回目の研修会です。松江三中は前回のブログにも書かせていただいたように、地域と学校との間に塀や壁がいっさい存在しない学校です。見るからに地域に開いた学校であると言えるでしょう。
学校の先生方も個性豊かな先生方ばかりで、今日の研修は、非常に学びと気づきの多い研修になりました。たとえ、大人であっても、教員であっても自らの中に「依存性」というものを持ちながら人間というものは存在しているものであります。その「依存性」というものを「他人にもたれかかる依存性」から「相互の信頼関係と個の自立を基盤にした相互依存の状態」へと成長していくことが、本来の人間的成長のプロセスであるということが言えるでしょう。
今日のふり返りを読ませていただくと、そこに気づかれた先生方の姿を感じることができます。
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依存的な子は攻撃的、というのは、すごくよくわかりました。今まで、依存的=弱いというイメージで、固まってたなぁと改めて感じました。
先入観、偏見、固定観念を払拭するために、いろんな見方をする意識をしていかなければいけないと思いました。
ありがとうございました[E:happy02][E:heart04][E:shine]
(深美です・・・不登校の子どもを支援しているとよくわかってきます。依存的であるがゆえに、友人関係で攻撃的に出てしまった子は、時として、まわりからその何倍もの「仕返し」を受けることがあります。そして、それを受けとめきれず、また、その衝撃で学校へ来ることができなくなる、というようなケースです。一旦不登校になってしまいますと、その子のかつての攻撃的な姿は影を潜め、自信のない受身的な姿が顕著になってきます。そういう子どもを支援するとき、教員も含めたまわりの大人が、その子と同じ空間を共有するということが大事になってきます。具体的には「一緒にいる空間」という意味です。そして、今日の研修で言いますと「パターン4」にあたる受けとめをしていくわけです。そうすれば、非常に時間がかかりますが、徐々に心に力をつけるというか、心が少しずつ大きくなって、かつて、トラブルを起こしてしまった仲間たちとの関係を修復しようということになってくるのです。最後は本人の決意です。そんなふうにしながら、何人もの子がクラスへ復帰している事例があります。)