漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

過去問の精査から ~白蘋緑蒲かつて動かず(文章題中の闕文)~

2017年05月28日 | 過去問等の深掘りシリーズ
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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●29-1は28-1と同じように、年度第1回だから高難度になるのかな~。それともここ2回ほどの難度に落ち着くのかな~。
●全体のレベルはそれほど変わらないだろうけど、いわゆる“満点阻止問題”はふたつ、みっつ、出してくれそうだなあ~・・・。
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●H15-3の文章題(幸田露伴「連環記」より)に、「・・・定基が定基であったなら、一石が池水に投ぜられたのであったから、波瀾淪漪(りんい)はここに生ぜずには済まなかったろう。然し寂照は寂照であった、白蘋緑蒲、かつて動かずであった。・・・」という文あり。

●別に出題箇所の文ではないので問題はないのだが、後半の「然し寂照は寂照であった、白蘋緑蒲、かつて動かずであった」の「・・・白蘋緑蒲、かつて・・・」の文意がイマイチよくわからなかった・・・
 *「白蘋(はくひん)」:白い(花)のなるうきくさ (という意味だろう)
 *「緑蒲(りょくほ)」:緑色したガマ(の葉)   (という意味だろう)

●文章題でよくあることだが、どうも闕文のようなので、青空文庫を調べたら、やはり・・・

「・・・定基が定基であったなら、一石が池水に投ぜられたのであったから、波瀾淪漪(りんい)はここに生ぜずには済まなかったろう。然し寂照は寂照であった、鳥影が池上に墜ちたのみであったから、白蘋緑蒲、かつて動かずであった。・・・」となっていた(ーー)


・つまらない時間を費やしてしまった・・・こういう、文意のわからなくなる闕文の出題っていかがなものなんだろうか・・・

*ちなみに、色々と調べていたら、

「白蘋」:白い花の咲く浮き草

「白蘋」:かの有名な石川啄木の「啄木」にする前の雅号

ということだった。

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<四字熟語>過去問の精査から・・・

2017年05月28日 | 四字熟語
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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●29-1は28-1と同じように、年度第1回だから高難度になるのかな~。それともここ2回ほどの難度に落ち着くのかな~。
●全体のレベルはそれほど変わらないだろうけど、いわゆる“満点阻止問題”はふたつ、みっつ、出してくれそうだなあ~・・・。
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(「過去問の深掘りシリーズ」に登録しても良いのだが、「四字熟語」のカテゴリーのほうにした)

●H15-1の文章題(内田盧庵「くれの廿八日」)の一節「・・・妻の糧食に頼るよりも一飽一襲自ら鋤犂して粒粒辛苦の熱汗を流して・・・」

・この一節は問題にはなっていないが・・・「一飽一襲」が一応、四字熟語なので、登録していなかったので、登録しておく・・・

・以下は、「四字熟語辞典オンライン」から拝借したものです・・・


 一飽一襲(いっぽういっしゅう):質素な服装と食事。 「一飽」は一度の食事で満腹になること。 「一襲」は一式揃った衣服。 生活に困らない程度の衣服と食事ということから。

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<追記>こっちの「四字熟語」カテゴリーにも「一跌不振」を登録しておく・・・。(後日、分野別学習をする人のため・・・)

●27-3の佐久間象山の文章題にあった、「一跌を経れば一知を長ず」・・・「syuusyuu 漢検1級 模擬試験問題 (28-2用) 上級者用(その2)」で故事成語類(になるかどうかわからんが)「イッテツを経れば一知を長ず」で出題済み。

・今日、この「一跌」を調べていたら、向こう(中国)では成句・四字熟語として「一跌不振」なんていう語があることがわかった・・・
・漢検四字熟語辞典に掲載の「一蹶不振」と同様の意味合いのようだ・・・
・「一跌一知」(弊方の覚え方)に加え、新たに、「“一跌”不振」という四字熟語も仕入れることができた・・・
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お知らせ:「瓔」関連記事の加筆

2017年05月28日 | 熟語の読み(音・訓) -その他-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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●「熟語の読み・一字訓読 (その164) 瑩 璋 璇 瓊 瓔 」(2015年07月26日 | 熟語の読み(音・訓))の記事中、「瓔」の項を以下のとおり、加筆しています。
●過去問で「瓔珞」の音読み問題があったことと、他の記事中に漢検2掲載の他の「瓔」熟語も記載していたため、まとめたものです。


<瓔:ヨウ、エイ、くびかざ(り)>
・くびかざ(り):瓔珞(ヨウラク) *もともとはインドの邦俗で珠玉綴って作った首飾りのこと。後、仏像の身辺に垂れている珠玉の飾りを言うようになった由。
・その他:瓔珠=たま、瓔珞柏(ヨウラクハク)=柏の一種、なぎ。瓔珞藤(ヨウラクトウ)=藤の一種・瓔珞のような実をつける由。
H2017.5.27追記
 (以下は「漢検1級 27-②に向けての学習状況  その62  語選択問題  瓔 聊 2015年09月25日 | 熟語の読み(音・訓))」から、「瓔」の部分のみ転載したもの。)

 ●漢検漢字辞典第2版から・・・
 ①「瓔珞」の「瓔」(ヨウ、エイ、くびかざ(り))
 ・第2版で、「くびかざ(り)」が追加。
 ・第1版・第2版ともに、「瓔珞(ヨウラク)」「珠瓔(シュエイ)」「鈿瓔(デンエイ)」の熟語記載あり。
 ・「ヨウ」「エイ」の読み分けがあるので注意したほうが良いですね。「ヨウ」の方は仏教用語だからかな?
 ・ちなみに、「珠瓔(シュエイ)」=真珠の首飾り、「鈿瓔(デンエイ)」=螺鈿細工の黄金の首飾り  って感じでしょうか。

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過去問の精査“+α(プラスアルファ)” ・・・濡染 ・・・

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●29-1は28-1と同じように、年度第1回だから高難度になるのかな~。それともここ2回ほどの難度に落ち着くのかな~。
●全体のレベルはそれほど変わらないだろうけど、いわゆる“満点阻止問題”はふたつ、みっつ、出してくれそうだなあ~・・・。
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●H14-3の文章題(中村正直「西国立志編」)の一節「・・・是れ、夙慧なるに非ず、濡染の致す所なり・・・」
●問題は「夙慧(シュクケイ)」の読み・・・
●「濡染(ジュセン)」・・・漢検2辞典にも熟語掲載あり。知ってたけど、ネットなどにあまり無いようなので一応念の為載せておく・・・

<漢検2>
濡:意味 :①ぬれる。ぬらす。うるおう。「濡染」 ②とどこおる。ぐずつく。「濡滞」 ③こらえる。たえしのぶ。
*「濡染」・・・大見出しはナシ。したがって、意味までの説明もナシ。

<大字源>
濡染(ジュセン):①うるおいそまる。見たり聞いたりするうち、自然に能力がつくこと。「目濡耳染、不ㇾ学以能」(韓愈の・・・公の墓碣銘)
         ②うるおしそめる。筆で字や絵をかくことをいう。


*当ブログ「漢検1級28-3に向けて <syuusyuu 模擬試験問題その4 > 2016年12月23日 」にて、四字熟語で出題済み。

  目濡耳染(もくじゅじせん):見たり聞いたりするうち、自然に能力がつくこと。 「濡染」(漢検2)

*四字熟語でなくても、語選択問題で「見たり聞いたりするうち、自然に能力がつくこと」で出るかもね・・・簡単な熟語だけど、漢検2にも掲載されているし、出題される可能性はありそうだ・・・

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過去問の精査“+α(プラスアルファ)” ・・・“ケンセン”の至り・・・

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●29-1は28-1と同じように、年度第1回だから高難度になるのかな~。それともここ2回ほどの難度に落ち着くのかな~。
●全体のレベルはそれほど変わらないだろうけど、いわゆる“満点阻止問題”はふたつ、みっつ、出してくれそうだなあ~・・・。
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●H14-1文章題(正岡子規「獺祭書屋俳話」)中の文章の一節・・・「・・・一座感賞して、三代集中のものとせり。ケンセンの至りなり。・・・」
●別に問題ではなかったので“ケンセン”は「健羨」と書いてあった・・・

・ネットなど(国語辞典など)で調べると、
<健羨>
デジタル大辞泉:非常にうらやましく思うこと。「世の人の尊重の的、 ―の府となる昔いわゆるお役人様」〈二葉亭・浮雲〉
ネット上のブログ:健羨:〔健は「非常に」の意〕「うらやましくて たまらない」意の古風な表現

などと出ていた。広辞苑にはこの熟語の掲載はなかった・・・。

・念の為、大字源でも調べたら、
<健羨>
①むさぼって飽くことがない。健も羨も、むさぼる意。「大道の要、健羨を去り、聡明を黜く」(史記) *当方の書下ろし
②深くうらやむ。
とあった。
 
*わが国では「ケンセン(健羨)の至り」という成句で通用しているようだ・・・。ちょっと古風な言い方らしいが・・・。
*故事成語類で、上記①の「大道の要、ケンセン(健羨)を去り、聡明を黜く」というような出題が・・・ないな、こりゃ。・・・

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過去問の精査“+α(プラスアルファ)” ・・・「素袍・素襖」 「蘇芳・蘇方・蘇枋」

2017年05月28日 | 過去問等の深掘りシリーズ
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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●29-1は28-1と同じように、年度第1回だから高難度になるのかな~。それともここ2回ほどの難度に落ち着くのかな~。
●全体のレベルはそれほど変わらないだろうけど、いわゆる“満点阻止問題”はふたつ、みっつ、出してくれそうだなあ~・・・。
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●H13-1高山樗牛「滝口入道」の文章題中の「・・・そよ吹く風毎に素袍の袖を掠むれば・・・」・・・
・読みでも書き問題でもないが、ちょっと気になったので・・・
・「素袍」の読み・・・「すおう」なのだが、「袍(ホウ、ボウ)」には現行音に“オウ”はナシ、また、大字源をみても「オウ」音ナシ、そもそも「素袍」の熟語も記載ナシ・・・
・国語辞典では、みな、「素襖・素袍(すおう)」となっている。
・たぶん、邦語としての読みなんだろう・・・歴史的民俗用語ってやつか?

・現行音にない読みも出ることあるから、「素袍(すおう)」と覚えておくか・・・ *ふつうは「素襖(スオウ)」と書くが・・・

*ちなみに、漢検2辞典では、以下のように「袍」「襖」のところには、「素袍」の記載なく、「素」のところにのみ、「素袍」とあった。

「袍」のところ:ナシ
「襖」のところ:「意味 ①ふすま。からかみ。 ②うわぎ。あお。昔の衣服。「素襖」 ③わたいれ。」とあるのみ。
「素」のところ:
  素襖・素袍(スオウ):直垂(ひたたれ)の変化した衣服。麻地に家紋を染め出したもの。室町時代に庶民が平服として常用したものが、武士も着るようになり、江戸時代には下級武士の礼服となった。

●ついでに、「漢検1級28-3に向けて <syuusyuu 模擬試験問題その2 > 2016年12月19日  」の書き問題で、
「7.表着はスオウの織物だった」と出題したけど、これはわざと「素袍または素襖」と書かせようとした“ヒッカケ”問題・・・
*解答欄に記載したとおり、解答は「7.蘇芳・蘇方・蘇枋(×素袍・素襖は直垂の一。)」

*問題文(書き問題、文章題でありうる・・・)をよくみて、「蘇芳・蘇方・蘇枋」なのか「素袍・素襖」なのかを見極める必要がある・・・。
(参考)
蘇芳・蘇方・蘇枋:①マメ科の落葉小高木。インド・マレーシア原産。葉は羽状複葉。春、黄色い花が咲き、赤いさやをつける。心材やさやを煎(セン)じた汁から赤色の染料をとる。 ②染め色の名。黒みを帯びた赤色
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