Egg Of Nurseman

いよいよ急性・重症患者看護専門看護師として活動開始!
スタッフとともにGood Practiceを追求しています。

「ありがとう」

2007-05-19 03:36:31 | My life in Jp
おひさしぶりです。準夜から帰宅しました。なんか久しぶりにブログ更新した気分になったので色々書いて見ます。


仕事は想像以上にハードです。ありえないくらいの宿題の多さとあらゆる疾患へのアセスメント、そしていままでやったことのない処置の手順の振り返りに、正直「もうやだー。なんでこんな思いして・・・。」と逃げ出したくなってました。メンタル的にもかなり落ちて、人生で初めてな体験をしています。自分って思っていたより、落ち込みやすくて、鬱々しちゃうんだなってことがわかりました。

 これはICUだからでしょうか?そんなことないよね、誰でも最初は慣れるまでみんな大変。みんながんばってるんだろうなって思うと、俺もがんばんきゃって思って何とか持ちこたえています。いまは一応試用期間で7月1日から本採用になるんだけど、それでICUでやっていけないって見切られたら、どーしましょ。去年、そんな感じの一年生がいたらしく、その人は他の病棟に移されたみたいなんです。もしそんなことになったら、いまの病院にはいたくないので他さがそうかな~と考えてました。ね、だいぶ鬱々してるでしょ?(笑)体重も見た目で明らかに減りました。一ヶ月前に取った職員証明写真と明らかに違ってて。同期からもやせたね~といわれます。まぁ食べてないんだから、当然かね。


 そんな暗い話は置いておいて、今日はプチいいことありました。それは、表題にもなっている「ありがとう」です。
 ICUってやはりかなり特殊なところで、普通に会話ができる患者さんが圧倒的に少ないです。それは病状が悪くて意識がない方、麻酔で意図的にレベル落としている方、挿管されていて話したくても話せない方などコンタクトが取れる状態な人は、大抵すぐに病棟へいきます。
 でも今日、言われたんです。「ありがとう」って。それは、そんなにはっきりした言葉ではなくて、「・・あ・・・・り・・・が・・と・・・・・・・う」みたいな感じでやっとこ言葉にできた彼の言葉でした。じーんってきました。いままでずっと挿管されていて、辛い思いして今日やっと抜管。そしてその後遺症ですぐにははっきり会話はできないんだけど、一番最初に言ってくれました。一般病棟で言われるのとはまた違って言葉はすごく短いけど、とても重みがあるし、心に響く患者さんの言葉だなって思いました。ICUならではという感じです。


 さて、いまのところ看護師になってよかったって思えるのはホンの数%程度で、あとは、つらい!!!!って感じで経過しています。本当に俺はICUでやっていけるんでしょうか。毎日指摘されて、宿題出されて、遅くまで残って勉強して・・・・。次、更新できるまで体重何キロ落ちているのか、楽しみですね(笑)死なない程度にがんばります。北海道が恋しいです。