シャープ-今夏にBD対応レコーダーを国内市場に投入へ-
(2006/04/27 Itmedia)
シャープは、Blu-ray Disc(BD)対応レコーダーを今夏にも国内市場に投入する計画を明らかにした。佐治寛副社長が26日の同社決算発表会場で話した。国内向けには録再機を、海外向けにはプレーヤーを発売する計画という。
次世代DVDをめぐっては、ソニーがBDプレーヤーを7月に1000ドルで発売する予定。松下電器産業も9月にBDプレーヤーを米国発売する計画を明らかにしている。東芝は、HD DVD(HD)レコーダーを「サッカーワールドカップ前」に発売する計画。
バッファロー-次世代DVD規格のBD対応PC用ドライブを発売-
(2006/04/27 CNET)
バッファローは26日、次世代DVD規格「Blu-ray Disc(BD)」の記録が可能なPC内蔵用ドライブ「BR-H2FB(ホワイト)/BR-H2FB-BK(ブラック)」およびUSB2.0/1.1接続用ドライブ「BR-H2U2」を、6月上旬より発売すると発表した。
今回発売されるBR-H2シリーズは、片面2層で50Gバイトのデータ容量を持つBDの読み込み、書き込みが可能なPC用ドライブ。ドライブ部分にはパナソニック四国エレクトロニクス製の「SW-5582」を採用。BD-ROM(読み込み専用)/BD-R(ライトワンス)/BD-RE(リライタブル)の3種類について、それぞれ1層と2層メディアに対応している。データの読み込み、書き込み速度はすべて2倍。これにより、ハイビジョン画質で約4時間の記録が可能だ。もちろんBDメディアだけでなく、従来のDVDやCDも利用できる。
希望小売価格はBR-H2FBとBR-H2FB-BKが10万5000円、BR-H2U2が11万6000円となっている。なお、ソフトウェアのアップグレードにより、映画などを収録した市販のBD-ROMソフトの再生にも対応する予定。
キヤノン-高精細型など液晶プロジェクターを拡充-
(2006/04/27 フジサンケイビジネス)
キヤノンは26日、医療用画像などに使われる高輝度・高精細型やホームシアター対応型など液晶プロジェクターのラインアップを大幅に拡充、新たに5機種を発表した。5月中旬から順次発売する。
1400×1050画素の高精細2機種と、1024×768画素の普及帯3機種で、価格は20万7900~83万7900円。
高精細の「SX6」「SX60」と普及帯の最高位機種「X600」には、画素間にすき間のない反射型液晶パネル方式を採用した。ハイビジョン映像の普及により、「目が肥えてきた」(山田文隆キヤノンマーケティングジャパン常務)という消費者に応える。
同社初のホームシアター対応型「SX60」は、明暗比を2000対1と従来の2倍にし、映画鑑賞の妨げとなる動作音を抑えるため冷却ファンを大型化し回転数を減らした。
また、スクリーンの色に応じた色調の調整や、焦点・台形の補正など4つの設定を自動で行う機能を搭載。
従来は動作終了後、冷却時間が必要だったが、コンデンサーを内蔵し冷却ファンを回すことで、すぐに電源を外せるようにするなど使い勝手に配慮した。
同社は04年に初の1400×1050画素モデルSX50を投入し、同画素数の領域では約78%と圧倒的なシェアを獲得している。
今回、高精細でホームシアター対応型への足がかりをつかむとともに、市場の98%を占める1024×768画素の普及帯に高輝度のX600を投入することで、成長が見込まれる液晶プロジェクター事業を強化する。
山田常務は新製品の投入により、「1400×1050画素ではトップシェアを盤石にし、1024×768画素でも20%のトップシェアを獲得したい」と述べた。
国内の液晶プロジェクター市場は05年に19万台だったが、08年には21万台に膨らむと予測されている。
米Kodak-2つレンズでBluetooth無線機能付きのコンパクトデジカメ-
(2006/04/27 CNET・毎日新聞)
米Eastman Kodakが、レンズを2つ搭載するコンパクトタイプのデジタルカメラのシリーズに、Bluetooth無線接続機能付きの新モデルを追加した。「光学10倍ズーム機としては、世界最小」(同社)という。米国での店頭予想価格は449ドル。
今回発表になった「V610」は、カメラから半径約9メートル以内にあるBluetooth対応機器に画像をワイヤレス転送することができるので、たとえば庭で写真を撮りながら、書斎のプリンタでそれを印刷するといった使い方が可能になる。
V610は5月に499ドルで発売の予定で、Bluetooth対応のPDAやコンピュータ、携帯電話に写真のファイルを転送できる。Nokiaやサンヨー、ソニーなどの各社から出ているカメラ付き携帯電話やビデオカメラ、各種アダプターなどのなかには、すでにBluetooth機能を持つものもあるが、デジタルカメラではV610が初めてだと、Kodakでは説明している。
V610は600万画素のコンパクトカメラで、10倍の光学ズームを搭載。ボディーは姉妹機のV570と同じもの、1台のカメラに2種類のレンズと2枚のセンサーを搭載することで、撮影可能な画角を広げている。そのほか、23万画素の2.8インチLCD画面も搭載している。
Kodakによると、V610は「手ぶれ防止」技術を搭載しており、光量不足の時に頻繁に問題となる写真の手ぶれ防止につながるという。また、同機のパノラマ合成機能を使れば、専用ソフトウェアを使わなくても、3つの画像を1枚の写真に合成することができるという。
カシオ計算機-1000万画素の薄型デジカメを発売へ-
(2006/04/27 Itmedia・日経・日刊工業新聞・朝日新聞)
カシオ計算機は26日、有効1010万画素CCDを搭載した「EXILIM ZOOM EX-Z1000」を5月下旬に発売する。「デジタル一眼レフカメラに迫る高精細の画像が撮れる」という。
薄型デジカメの現在の売れ筋は600万画素タイプのものだが、大幅に上回る1000万画素を出すことで他社製品との違いを打ち出す。
1000万画素にしたことで、光学ズームとデジタルズームを併用して4.3倍にした場合でも、500万画素のカメラと同程度の画質を確保した。また、高感度モードや手ブレ、被写体ブレを軽減する機能も搭載。フラッシュ連写や電源投入から約1.3秒の高速起動、約13時間の連続再生など撮影機能を充実した。
CCDサイズは1/1.8インチ(総画素数は1037万画素)。最大3648×2736ピクセルの画像を撮影できる。
光学3倍ズーム(35ミリ換算で約38~114ミリ)。サイズは92.0(幅)×58.4(高さ)×22.4(厚さ)ミリで重さ139グラムと小型で軽量。
2.8インチ型で23万画素のワイド型液晶画面を搭載する。撮影の際には、画面右端に設定メニューが表示されるので、設定項目を確認しやすく、操作性も向上したという。
オープン価格で、実売予想価格は5万円前後。当初月産台数は15万台を予定している。
ノキア、DVD並みの動画を撮影できる携帯電話「N93」
(2006/04/27 毎日新聞)
フィンランドのノキアは25日(現地時間)、DVD並みの動画も撮影できる携帯電話「N93」を発表した。320万画素のカメラ、独カール・ツァイスのレンズを搭載、MPEG-4方式の動画を最大90分まで録画できる。
折り畳み式で、上下のつなぎ目部分に大きなレンズを組み込んだ。動画の画面サイズはVGA(640×480ピクセル)、音声はステレオ。撮影速度はフルフレーム(毎秒30フレーム)で、滑らかな動きを期待できる。
パソコン用の動画編集ソフト「アドビ・プレミア・エレメンツ 2.0」も添付され、本格的な映像づくりを楽しめる。
内蔵メモリーの記憶容量は50MBだが、メモリーカードの「ミニSDカード」(2GBまで対応)も利用可能。
Bluetoothや無線LAN機能を使って、パソコンやテレビに動画を転送できる。サイズは閉じた状態で縦11.82センチ、横5.55センチ、厚さ2.82センチ、重さ180グラム。
シンビアンOSを搭載しており、PDA機能もそなえる。W-CDMA方式、GSM方式に対応した機種で、7月に欧州やアジアで売り出す。予想価格は550ユーロ(約7万9000円)