SystemMateデジタル情報斜読み!!

あなたのデジタルライフを応援するSystemMateからの情報発信!

DC精査・クアッドコア・電子ペーパー・1210万画素デジカメ・軽量版ソフト・パイオニア黒字

2007-05-15 14:44:02 | Dニュース

ダイムラークライスラー-クライスラー部門をサーべラスに売却-
(2007/05/15 ロイター・毎日新聞・産経新聞・日経)

米独の自動車大手ダイムラークライスラーは14日、北米部門クライスラーを、米投資会社サーべラス・キャピタル・マネジメントに55億ユーロ(約9000億円)で売却することで基本合意したと発表した。1998年の大型合併で誕生したダイムラークライスラーだが、クライスラーの業績不振が響き、9年間の歴史に幕を閉じる。
両社はドイツ・シュツットガルトのダイムラー本社で会見した。サーべラスは9月までにクライスラーの株式の80.1%を取得する。新会社「クライスラー・ホールディングス」を設立し、傘下にクライスラーの自動車部門と金融部門を置く。米ビッグスリーの一角の売却で、自動車業界は新たな再編の時代に入った。
ダイムラークライスラーは、社名を今秋に「ダイムラー」に変更する。ダイムラーはクライスラーの株式19.9%を引き続き保有し技術開発など事業面で協力を続ける。
クライスラーのラソーダ最高経営責任者(CEO)は続投する。同氏は売却について、「クライスラーの再建を加速させる」と強調した。ダイムラーのツェッチェ社長も「ダイムラーとクライスラーの両社にとって、最大の価値を生み出す解決策だ」と述べた。
サーべラスのスノー会長(前米財務長官)は「クライスラーは重大な課題に直面しているが、克服は可能」と指摘。「短期的な収益期待より長期的な計画に重点を置く」とも述べた。
ダイムラーは今年2月、クライスラーの売却検討も含めた再建策を発表した際、従業員の16%にあたる1万3000人の削減も発表したが、ラソーダCEOは、今回の売却で、新たな雇用削減は計画されていないことを明らかにした。
全米自動車労組(UAW)は当初、大規模なリストラも辞さない投資ファンドによる買収に懸念を示し、マグナ・インターナショナルによる買収を望ましいとしていたが、この日は「ダイムラー、クライスラーに最良の方法」と歓迎する声明を出した。

米AMD-クアッドコア・プロセッサの製品名を「Phenom」に-
(2007/05/15 毎日新聞・CNET)

米AMDは13日(米国時間)、開発中のクアッドコア・プロセッサ(デスクトップ用)のブランド名が「Phenom(フェノム)」に決まったと発表した。07年下期に出荷予定。クアッドコアの製品は米Intelが先行しているが、追撃の準備を整えている。
クアッドコアは、1基で4基分の頭脳(コア)を持つ製品で、処理能力が大幅に高まる。ライバルのIntelは昨年11月から出荷している。
ただ、Intelの製品は、現時点では擬似的なクアッドコア。デュアルコア2基を1つのパッケージに収めることで、4コアに仕立てた。AMDは正真正銘、1つで4コアの製品で巻き返しを狙う。
また、「Phenom」と同じ設計に基づいているが、コア数をデュアルコアに抑えた機種も開発し、「Phenom」ブランドで販売する。サーバ用のクアッドコア製品(開発名Barcelona)の名称は未定。
Phenomは4コアの製品とデュアルコアの製品が、07年中に相次いで出荷される。4コアは「Phenom FX」と「Phenom X4」の2タイプがあり、07年後半に出荷の予定。また、同じ設計に基づくデュアルコア製品の「Phenom X2」も07年末までには出荷を開始する。
AMDのデスクトップ部門でディレクターを務めるLeslie Sobon氏によると、Phenomというブランド名は今後発売されるハイエンド向け高性能プロセッサの呼称になるという。「Athlon 64 X2」は主力製品であるミッドレンジ向けプロセッサ、また「Sempron」はローエンド向け製品のブランドとしてそのまま残るとした。
もちろん、Intelも手をこまねいているわけではなく、07年度中に4コアプロセッサの新製品を発売する予定。
さらに08年には、AMDの製品と同じく統合メモリコントローラと高速プロセッサ間通信技術である共通システムインターフェース(CSI)を搭載した、新世代プロセッサ(開発名Nehalem)の投入を計画している。

LGフィリップスLCD-A4サイズのフレキシブルカラー電子ペーパー-
(2007/05/14  Itmedia)

韓国LG Electronicsと蘭Philipsの合弁液晶ディスプレイ会社LG.Philips LCDは13日、世界初という14.1インチのフレキシブルカラー電子ペーパーディスプレイを開発したと発表した。
この電子ペーパーは米E-Inkの電子インクを使って最大4096色を実現。視野角は180度という。14.1インチはA4用紙に相当するサイズ。
このディスプレイは、同社が約1年前に開発した同サイズのモノクロ電子ペーパーと同様に、ガラス基板ではなく金属ホイルに薄膜トランジスタ(TFT)を配して柔軟性を持たせている。カラー版は、プラスチック基板の上にカラーフィルタをかぶせて色を表示する。
このディスプレイは画像が変化する際にのみ電力を使うため電力効率が高く、また厚さ0.3mm未満と非常に薄いとLG.Philipsは説明している。

ソニー-世界初の1210万画素のコンパクトデジカメ発売へ-
(2007/05/15  Itmedia・読売新聞・日経)

ソニーは14日、有効1210万画素CCDを搭載したコンパクトデジタルカメラ「サイバーショット DSC-W200」を6月1日に発売すると発表した。同社によると、同画素数のコンパクトデジカメは世界初。オープン価格で、実売予想価格は5万円前後。月産1万1000台。
1/1.7インチ有効1210万画素CCDを搭載。35ミリフィルム換算で35~105ミリの「バリオ・テッサー」ズームレンズと光学式手ブレ補正機構、ISO6400相当の高感度が特徴。ISO6400で300画素相当の記録が得られる。
サイズは91.0(幅)×58.5(高さ)×27.3(奥行き)mm、重さ(撮影時)は約173g。記録メディアはメモリースティック デュオ/PROデュオ。液晶モニターは2.5型。
コンパクトでは現在700万~800万画素の売れ行きが好調だが、昨春にカシオ計算機が1000万画素の機種を投入して以降、ソニー、キヤノン、ペンタックスなど各社が1000万画素の機種で追随している。

米マイクロソフトと米サンディスク-軽量版ソフトをメモリーカードに搭載-
(2007/05/15 毎日新聞)

米マイクロソフトと米サンディスクは11日(米国時間)、USBメモリーとメモリーカードの開発で提携したと発表した。マイクロソフトの主要ソフトの軽量版を開発。USBメモリーやカードに入れて持ち運べるようにする。
08年下期に製品が登場する見込み。
マイクロソフトの製品の利用者が、そのソフトの軽量版と設定データを、USBメモリーやカードに入れて持ち出せるようになる。外出先のパソコンにメモリーを差し込むだけで、自分のパソコンを再現できるのがメリット。
サンディスクは以前から、「U3」と名付けた同様の製品を実現。ブラウザー「ファイヤーフォックス」や、電子メールソフト「サンダーバード」の簡易版などを持ち運び可能になっているが、マイクロソフトのソフトは対応していなかった。最近のメモリーの大容量化、本格普及を受けて、マイクロソフトも対応を決断したとみられる。
マイクロソフトのソフト群のうち、どれが対応するのか明らかにしていないが、「オフィス」シリーズや「インターネット・エクスプローラ」が検討されているとみられる。実現すれば、USBメモリーのビジネス活用も本格化しそうだ。

パイオニア-カーナビ好調で営業黒字へ-
(2007/05/15  Itmedia)

パイオニアが14日発表した07年3月期の連結決算(米国会計基準)は、営業損益が124億円の黒字になり、前期の164億円の赤字から黒字に転換した。ただ、PDP生産設備を減損処理したため、純損益は67億円の赤字だったが、赤字幅は前期から大幅に縮小した。
売上高は5.6%増の7971億円。カーナビやDVDドライブの売り上げ増と円安効果などで増収。構造改革による原価率の改善、販管費の減少で営業黒字化した。税引き前損益は77億円の赤字(前期は711億円の赤字(前期は711億円の赤字)。
ホームエレクトロニクスの売上高は3.9%増の3686億円。PDPは自社ブランドが欧米で増えたが、OEMの減少で前期から微減に。DVDレコーダーは減ったが、DVDドライブや関連デバイス、DJ機器は増加した。
営業損益は162億円の赤字となり、351億円の赤字だった前期から改善した。
カーエレクトロニクスは8.3%増の3578億円。市販市場向けのカーナビが国内で増加し、OEMも北米で拡大した。営業利益は26.5%増の221億円だった。
今期予想は、売上高が8350億円(4.8%減)、営業利益が150億円(20.1%増)、税引き前損益が290億円の黒字、純損益が125億円の黒字。



最新の画像もっと見る