梅香のつれづれ日記

今井町から保存活動の情報をお知らせします
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時には梅香の独り言も書いていきます

ワンコイン(500円)茶道塾の効用!

2024-02-20 18:39:09 | 梅香語録
阿伽陀屋若林亭が古民家再生をしてぜひやりたかった一つが茶道塾
今井町の町づくりに関心を持ち始めて、初めて手掛けたのが「茶行列」でふるさと出身の今井宗久を今井町の偉人として世に出し、町のシンボルに仕立て上げることから手を付けてきたのだった
町のお茶の先生方が勢いづいてお茶会を始めてくれて、町は一気に着物姿の人が闊歩し、あちこちでお茶を指導する先生方も動き始めた
私も松伯美術館でお茶と出会ってから森田宗圓、前本宗恵先生に教えをいただいて以来、茶道とのご縁が続いてきた
そんな茶道がコロナ禍で一変してしまい、4年間、町から茶道の話は遠のいてしまい、かつての茶道の先生方も他界されたりご高齢で1線から惹かれる人が続出してきた
コロナ禍は予想していなかったが、茶道の先生方の高齢化は予測していたので指導者の養成を兼ねて始めたのが茶道塾で、有志で定期的に練習していたが、大寄せの人数が絶対的に足りないので始めたのが阿伽陀屋若林亭での茶道塾ワンコイン(500円)講座です
ちゃんと茶道の練習をしながら、ワンコインというお値段で、昔ちょっとだけならっていたのだけど、とか改まって着物を着て習いに行くのもどうかなと思っていたけど、といっていた人がいつの間にか着物が着たいとか、お客様に飲ませてあげたいとかになって、昨年の復活今井町並み散歩の茶会の復活を見事に成功させてくれた
お茶屋さんのお茶の消費も増えたし、お菓子も消化できているし、着物も箪笥から出てきているし、今井町外の生徒さんがほとんどなので、関係人口も増えているしといいことが多い!


古来の姫箪笥(袖箪笥)を修理して漆の技術で再生しています

2024-02-03 19:42:03 | 梅香語録
京都の伝統工芸士で漆組合で副理事長をされている柴田師匠が阿伽陀屋若林亭で漆塾を開熟してくださって早くも00年を経過した
かつての商都今井町の面影を追いかけて、商業の復興というドン・キホーテのような蛮行を言い始めた約30年前からの志は重伝建地区内に古民家を購入した時から実行に移し始めたのだ
保存会としての活動では大和今井の茶粥、今井宗久所縁の茶道の町の復興、六斎市、町衆市などの商いに通じるイベントを仕掛けてきて、兆しを造ってきたのが、ようやく自身で町の商いのきっかけづくりを始めることが出来てきた
次はようやく古民家を購入するゆとりが出てきて、自分自身の養成塾を開講できた
まずはそのひとつ漆塾の近況報告です
https://akadaya-lesson-urusi.jimdofree.com/ 


金継ぎ塾を開いて生徒さんを集めてきたが、アマチュアが集まると思っていたのが意外や木工業の若者が5人、芸術家や土産物屋のご主人、外国からの英語教師が3人とか、プロフェッショナルを目指している人が多いのでうれしい現象が出来てきて、早い人は木工製品の一部を漆加工して製品を作り出して販売、個展を2回もしている人も出てきた
阿伽陀屋若林亭製品の第1号は橿原市のふるさと納税品の最高高額製品としてルートに乗りました
私の書道を活用した作品も数件のお店で使ってくれています
他にも姫箪笥(袖箪笥)は今3台目の加工作業に入っています

2台目の完成は黒っぽく仕上げました
そして今は3台目の製作中です

製作は1年に1台のペースで間は金継ぎや、家具の補修で腕を磨いています