春の岩手沿岸南部の旅 3日目⑤ 山田町散策

さてカキ小屋を出て少し歩きます。


カキ小屋の裏から見る山田湾。


防潮堤も壊れてます。


養殖とか再開しているのですね。



今回歩いたエリアはこのあたり。

ここも水合が起こったんですね。

このエリアの北側、山田湾側には「鯨と海の科学館」があり、
その周囲は、大きな池や小さい遊園地がある綺麗な船越公園だったそうです。
それがいまでは・・・



ずーっとずーっと向こうまで瓦礫置き場です。
山田町のがれきのすべてがここに集められたそうです。





この瓦礫が無くならない限り鯨と海の科学館の復旧・再開はできないでしょうし、
山田町の観光も復興していかないでしょう。

「あれでもだいぶ少なくなったんだよー」って、カキ小屋のおばちゃん。

ちなみに以前はこんな感じだったみたいです。
以下5つ、参考画像。









10月のがれき火災のときは・・・。


確かに少なくなってる気もしますが、まだまだですよね・・・。

このがれき仮置き場の一端に、選別場もありました。
そしてトラックなどの入口にはこのような説明書が。





このように住民の方がわかりやすいようにしてあるのは素晴らしいですね。




さて、また道の駅付近に戻ってきまして、
今度は国道45号線を釜石方面へテクテク歩いて行きました。


かき小屋のおばちゃんが、
このあたりで一番ひどかったのは船越駅のさらに向こうの田ノ浜地区だって言ってたので、
バスの時間的にどこまでいけるかわからなかったけど、
とりあえずそっち方面行ってみる事にしました。


船越駅。
かわいい駅舎ですね。
JR山田線、再開しないかなあ・・・。

このあたりから、高台にある45号線を離れ、船越半島の方へ下って行きます。
すると水合が起こったと思われるあたりに出ます。



ずっと向こうに見えるのは前須賀公園あたりと思われます。







田ノ浜へはもっともーっとずーっと下っていかなきゃならないんですけど、
残念ながら時間切れ。
田ノ浜では津波のあとに火災が起こって被害が広がったようです。


道の駅に戻りました。


道の駅の駐車場にあるバス停で、
45号線を北上して宮古に行くバスを待っていたのですが、時間になっても来なくて、
釜石出る時もだいぶ遅れたから、この辺はバスが遅れがちなのかなって思っていたら、
隣でやはり宮古行きを待っていた人が、
「いやー来ないね。もしかしたらさっきのがそうだったんじゃない？
　あのバス、行き先なんて書いてあったかねえ・・・」
とか言い始めて、
そういえば、さっき、
バス停とは全然違うところにバスが停まって、
一人降ろして誰も乗せないでブーンと行ってしまったんですが、
もしやあれが宮古行きだった!?という話でまとまりました（悲）
1時間に1本のバスを逃してしまった・・・・（凹）

あと1時間あるから、また船越の方に行こうか、
それとも徒歩、もしくは運よくタクシーでもつかまれば、
北上して山田町の市街の方に行ってみようか・・・
そうすれば復興商店街みたいなのもあるし・・・
などといろいろ考えていたのですが、
とにかくこの日は風が強くて何度もとばされそうになったし、
今回の旅はなんだかツイてないこと多いので、
こういうときはあんまり動かないのが得策、と、
じっと道の駅で過ごして、
確実に次のバスに乗りました（笑）

つづく。