花鳥山雪 自然悠遊

素晴らしいNature Worldヘ

桃岩荘ユースホステル

2014-07-13 22:35:35 | 想い出
  

  

このたびの旅行は北海道のそして礼文島、利尻島の素晴しい自然に毎日感動の連続でしたが、それに加えて二つのサプライズの光景に出会いました。

三日目の朝、礼文島から利尻島に渡るフェリーのデッキで一つのシーンに出会いました。「桃岩荘の踊りがはじまりますよ。」と誰かの声がきこえました。乗客が船に乗り込んでフェリーが離岸するその時です。

前日桃岩荘ユースホステルに宿泊して船で島を離れる宿泊者を見送るセレモニー。 「ギンギンぎらぎら夕日が沈む、ギンギンぎらぎら日が沈む・・・」と歌いながら振付の踊り、「遠い世界に旅に出ようか・・・」と岸で踊り歌う若者たち。そしてデッキから手を振る5名の宿泊者。

私も40年余り前、大学1年の時夏休みにアルバイトをしてユースホステルを泊まり歩いて北海道一周一人旅をした記憶がよみがえりました。札幌から夜行急行「利尻」で稚内で下り、朝一のフェリーで礼文島に渡ってその夜は桃岩荘に泊まりました。夜のミーティングでは「ギンギンぎらぎら」の歌と振付踊りを教えてもらい、宿泊者全員で「遠い世界に旅に出ようか。それとも大きな風船に乗って、雲の上を歩いてみようか・・・」と歌いました。

そんな40年以上前の記憶が鮮明によみがえり、一緒に歌を口ずさんでしまいました。まさに私の青春時代そのもの。この歳になってもセンチメンタルな気持ちが襲ってきました。

40年以上、ひょっとしたら半世紀もこの歌や踊りが引き継がれ、宿泊者への見送りセレモニーが行われるとは・・・まさに驚異のシーンを見てしまった気持ちでした。
そしてすぐに嬉しい気持ちになりました。私たち(40年くらい前はザックを担いでユースホステルや夜行電車で一人旅をするのがブームであったように思います。)が感激したことを今の若者たちも受け入れられているのだろうと思いました。

自分も遥か昔に体験し感激したことが延々と今日まで続いている・・・そんなシーンに思いもかけず出会えたことは嬉しいものです。
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