ぶらんこに乗って

日々の想いを…

これでいいのかな…

2010年08月29日 23時56分06秒 | 大切な人へ
随分抵抗もした
でも もう限界…

口から 流動食も受け付けなくなって来ている。

お薬も飲むのが 苦しそうだった
咳込んでむせてしまい体力を消耗させているようにも感じた。

栄養が足りていないせいか 衰弱も目に見える。

鼻から胃袋に管を差し込んでもらう決断をした。
管を入れる前に 父を車椅子に乗せて 兄と談話室に行った。
誰もいなかったので・・・
こっそりと もう食べられなくなってしまうかもしれないので 
父の口に 大好きだった グ○コのぷっちんプリンを口にちょっとだけ入れてあげた。
父は、もう口を動かそうとしなかった。
ツラカッタ・・・・

父の鼻に管が入った。午後から 食事を味わうことが出来なくなった。

口からお水も飲めなくなった。

それでも食事の時間は 付き添ってあげたいと思う。
今夜も 父に「帰るね。またね」って言うと 父が何か言おうとして咳込んでいた。

振り返り いつもなら 「なあに?」って聞き返すのだか…
今夜は そのまま振り向けなかった。

余計に咳込んで苦しませたくなかった。

泌尿器の管を入れた時には まだ元気で すごく悔しがり嫌がった…

点滴の管と 鼻からの管と三本の管が繋げられた。

父は、望んでいるのだろうか…

父が もし抜いて欲しいと言ったら あたしは どうしただろう…

父は、何も言わない…
言えない…

星に願いを・・・

2010年08月28日 22時24分47秒 | 大切な人へ
一般病棟に移ったので面会が可能となった。
待ってましたと 伯父伯母 従姉妹が駆けつけて来た。

「おじちゃん」
「お兄さん」
「兄貴」
「○○さん」
それぞれの呼び方で父を呼ぶ
目を開けるが 言葉は、出なかった。

流動食も受け付けないのかな・・
点滴は、続いている。
売店でヨーグルトを買って来てあげると食べられた。

リハビリも始まってベッドから車椅子に移った。

脳出血は、進行していなかった。
心臓と頚動脈の検査があった
31日に検査の結果が出る・・・

食べられなかった夕食を片付けて 歯磨きをしてあげる。
8時の面会終了の放送が流れた。

「パパ・・・また明日来るからね♪おやすみ」って言い 荷物を持って帰ろうとしたら・・・
「・・・・・」
「ん?なあに?」
「ありがとう」
「またね」って父の手を握った。
あたしの方が「ありがとう」なのにね・・・

オムレツみたいなお月様と木星が並んで綺麗な夜空だね☆
見てますか?・・・おやすみなさい

一週間が過ぎた

2010年08月28日 07時41分09秒 | 大切な人へ
病院も土曜日なので静かな朝を迎えていた。

父が救急車で運ばれて 一週間が過ぎた。

一般病棟に戻り 相変わらず父は、一日中うとうとと眠っている。

流動食の通りを確認し 最終判断を下すことになった。

出来るものなら 口から食べさせてあげたい。

言語療法士さんによる 喉の通りがチェックされる。だめなら 鼻から胃袋に管を通すようになる。

看護師さんが食べさせる かなり咳込みむせてしまう。
時間をかけて あたしもさせてもらうと いくらか慣れて来たのか 食べている。

少し様子をみることになった。

今朝もゆっくりゆっくり流動食を食べている。

大丈夫…大丈夫。

意外な顛末・・・

2010年08月28日 02時49分53秒 | 大切な人へ
24日(火曜)暑い朝だった。
朝病院に着いた。
午後から出勤なので 顔面のCTの結果を聞いて仕事に行くつもりだった。

9時 病院が動き出すと父は、ベッドのまま検査室に向かった。
ベッドのない病室は、ガランとして広々としていた。 
あたしは、コーヒーを飲みながら美術雑誌を見ていた。
10時 内科部長さんが来られて「この度は、申し訳ありませんでした。 11半頃 担当医から説明がありますので お待ちいただけますか?」と丁寧で深刻な感じがした・・・

院内の怪我と言うことで丁重なんだと思っていた。

11時にDr.に呼ばれた。顔面の怪我の部位の異常は、認められなかった。
が・・・小脳に脳出血が見られた。今回の怪我とは、結びつかないと・・・
「これから救急車の手配をしますので 大至急 脳神経外科に転移して下さい。」
何がなんだか・・・兄と母と姫に電話をして 大急ぎで荷物をまとめて
従姉妹に頼んで 母に来てもらう。
母の通う脳神経外科で受け入れてもらう手続きが完了した。
12時に 救急車で搬送・・・
CTを撮りICUに入院

兄が飛んで来てくれた。
脳神経外科のDr.は、早口でたくさんのコトバを英語のようにぺらぺらと話しまくった。
時折 質問を入れたいのだが タイミングを見計らうと 兄と同時発言になってしまい・・・
わかったのは、4・5日前に脳出血が起こったと言うこと 貧血が起こっているので もしかすると癌がみつかるかもしれないとのこと やはり衰弱しているので 今後の外科的治療は、無理だろうとのこと。


脳卒中・・・
顔面の怪我のCTでたまたま脳に見つかった真っ白な○出血痕 見つけて欲しかったのかな?

父の体は、もう悲鳴をあげているのかな・・・
できるものなら 静かにしずかにシズカニ・・・
そう静かに休ませてあげたいのに・・・

最後に救われたのは、Dr.が「一緒にいる娘さんは、今後どんな治療を希望しますか?」

「できるものなら もう一度車椅子に座って家に帰してあげたいです」
するとDR.は、「わかりました
叶えられるかもしれませんよ 落ち着いたらリハビリをしてみましょう」

点滴治療だけの数日が過ぎて
そして・・・




アクシデント・・・

2010年08月28日 02時27分30秒 | 大切な人へ
23日(月曜)暑い朝だった。
早朝6時半 病院に着いた。父は、寝ていた。
「おはよう♪いいお天気よ 今日も暑くなりそうだよ」ってカーテンを開けた。

食事は、禁食 点滴のみ少しの水分は、許されている父の大好きだったりんごを絞ったジュースをとろみをつけてあげた。
父は、ごっくんゴックンとむせずに飲んだ 良かった♪

月曜日は、まだ夏休み中でもあり10時~2時まで仕事に行かないといけなかった。
母が昼間は、いてくれることになった。
あたしは、9時半に職場に向かった。
姫も たまたま仕事が休みで 母と一緒にいてくれた。

お昼過ぎに 姫からメールが入った。
「おじいちゃんが怪我をしたよ」って・・・
怪我って???

仕事を終えて3時に病院に着いた。

父の顔(目の際)に大きな絆創膏が貼られていた。
母曰く検査に行く時に ストレッチャーに乗せ替えた時にぶつかったらしいよ かなり出血したとのこと・・・
釈然としなかったが 父の検査が気になっていた。
母も姫も帰り 夜になると 父の目の周りがどんどん腫れて膨れあがった。
すぐにDr.を呼んだ。
駆けつけたDr.から「申し訳ありません」と・・・
えっ?「この怪我は、何があったのですか?」

看護師から「検査に行く際ストレッチャーに乗せて引いてしまったら 点滴のバーが顔面に倒れて 目の際を切って打撲してしまいました。申し訳ありません・・・・」

なに?それ?父が動いてぶつかったと思っていた・・・

唖然・・・・そんな看護ミスがあるなんて・・・
「大丈夫なんですか?」
Dr.から「明日 怪我のCTを撮らせて頂きます。本当に申し訳ありません」

なんだか・・・なんだか・・・がっかりな夜だった。