知事の汚職事件(お食事券なら、と、言葉で遊ぶのは不謹慎か?)が続いた。それが、関係者だけで一件落着になってしまうが、権力の周辺には利権絡みの右往左往が跋扈しているのだから、その辺をきちんとする方法はあるはずだ。しかし、知事にはかなりの力があるらしいので、周囲の人間はなかなかNOを言えないのも実情だろう。ある知事の選挙の時には県の総務部長が部下を街頭に立たせたという話もある。根本から解決するシステムをつくらないと、また、起こる。
教育再生会議とかが立ち上げられて、ヤンキー先生は登校させないで指導するという考えだったようだが、却下されたみたい。ベンチャーの成功者とか百マス計算のおじさんは登校させなければ、誰が面倒みるんだ、という考えのようだ。どっちにしろ、学校はパンク状態なので、人間を増やさないと、どっちにしてもダメだろう。学校に熱心な若い人は少なくない。彼らにまだ学校で働こうと思わせるだけの支援をすべきだ。
給食費を払わない保護者に対しては、学校に任せるのではなく、教委が訴訟でも何でもして、払うことが正当であることをはっきりさせなければならない。きつい生活をしながら子どものために捻出している家庭の方が多い。正直者がバカを見る社会にしてはならない。
見えないのがいじめと虐待。この解決を学校や児相だけに押し付けるのは酷だ。オトナの社会がイビツで、歪んでいる結果だと考えた方がいい。
安部首相は「美しい国」とかノーテンキなスローガンで、じゃあ、何をするかと思えば、国民抜きの制度や外交だけだ。国民がこの国、日本に生まれてよかった、ずっと日本に住みたいという思いを抱くところから生まれるのが「美しい日本」になるのではないのか。小泉がやったことは私は違うと、平気な顔をして復党させる神経。この先に何が望めるのか。自民も民社も、国民感覚がない。
オトナが極めてシンドイ状況にある。政治家は最後に上がる数字だけで景気は上向いているからヨシとするのかもしれない。しかし、シンドイ状況は更に深刻になっているところは多い。政治は弱者、困っている人に向けるからこそ意味がある。
現在の政治には失望が色濃くなっている。新しい政治でないと、もうダメだ。政治家の皆さん、コメントできますか?