「別世界通信」荒俣宏・著 1977年
<ファンタジー>とは何ぞや?その定義、理論、その歴史、作家論、作品論を語る。これが処女エッセイ。瑞々しい文章が出色。
小難しい理屈皆無。語り口の確かさでスラスラ読める。取り上げられた作品を読みたくなること保障。ボクはG・マクドナルド「リリス」読み始めました。
巻末に上げた推薦本<書籍の片すみに捧げる100冊>は、これから何度も参考にし、読み返すに違いない。此処だけで元取れる。
ボクの中でこの著者の存在、澁澤と風間賢二を繋ぐミッシングリング。「繋がる」と言うなら、この人の理論を通せば、サイバーパンクもサドもスプラッタパンクも<ユートピア>でトールキンやH・G・ウェルズやルイス・キャロルと繋がる。
ファンタジー小説、実はジャンルレスなのだと画期的(?)な発見。
改訂版が出てるそうだけど、そっちは未読です。
★★★★
<ファンタジー>とは何ぞや?その定義、理論、その歴史、作家論、作品論を語る。これが処女エッセイ。瑞々しい文章が出色。
小難しい理屈皆無。語り口の確かさでスラスラ読める。取り上げられた作品を読みたくなること保障。ボクはG・マクドナルド「リリス」読み始めました。
巻末に上げた推薦本<書籍の片すみに捧げる100冊>は、これから何度も参考にし、読み返すに違いない。此処だけで元取れる。
ボクの中でこの著者の存在、澁澤と風間賢二を繋ぐミッシングリング。「繋がる」と言うなら、この人の理論を通せば、サイバーパンクもサドもスプラッタパンクも<ユートピア>でトールキンやH・G・ウェルズやルイス・キャロルと繋がる。
ファンタジー小説、実はジャンルレスなのだと画期的(?)な発見。
改訂版が出てるそうだけど、そっちは未読です。
★★★★