「だから山谷はやめられねえ 「僕」が日雇い労働者だった180日」塚田努・著 2005年
<幻冬舎アウトロー大賞受賞>したルポ本。東京・山谷への体験ルポ。タイトルに惹かれたけど、果たして出来はどうか?
<山谷>舞台にしたルポ/エッセイはたまに出る。賞受賞したり、話題になり売れたりもしてる。コレはコレで一ジャンルとして確立してる?
で、若き著者は天然/無知のフリして、その前例知った上で、本書を執筆。作家して世に出るためにネタとして利用してるのが見え見え。だから、著者は本気で<山谷>にコミットしようとはしない。体験もたった半年。それで何を描き出せるんだろ?
キーワードは、大学生の著者の<自分探し>。文章もナイーブ剥き出し。そこは好き嫌いだけど、まるで伊丹十三映画のようなマニュアル調のクドクドした説明は白けた。土方作業の工程より、日雇い労働者の体臭こそ文章に香らせてほしかった。著者にそれだけの筆力は無いけど。
唯一、土方に無理矢理連れられ右往左往する行状記のみ面白かった。180日じゃなくって、1800日ぐらいコミットしてほしかった。
★★
<幻冬舎アウトロー大賞受賞>したルポ本。東京・山谷への体験ルポ。タイトルに惹かれたけど、果たして出来はどうか?
<山谷>舞台にしたルポ/エッセイはたまに出る。賞受賞したり、話題になり売れたりもしてる。コレはコレで一ジャンルとして確立してる?
で、若き著者は天然/無知のフリして、その前例知った上で、本書を執筆。作家して世に出るためにネタとして利用してるのが見え見え。だから、著者は本気で<山谷>にコミットしようとはしない。体験もたった半年。それで何を描き出せるんだろ?
キーワードは、大学生の著者の<自分探し>。文章もナイーブ剥き出し。そこは好き嫌いだけど、まるで伊丹十三映画のようなマニュアル調のクドクドした説明は白けた。土方作業の工程より、日雇い労働者の体臭こそ文章に香らせてほしかった。著者にそれだけの筆力は無いけど。
唯一、土方に無理矢理連れられ右往左往する行状記のみ面白かった。180日じゃなくって、1800日ぐらいコミットしてほしかった。
★★