岩手の野づら

『みちのくの山野草』から引っ越し

『大凡の日々-妹尾義郎と宗教弾圧』読了

2017-12-08 12:00:00 | 理崎 啓氏より学ぶ
《『大凡の日々-妹尾義郎と宗教弾圧』(理崎 啓著、哲山堂)の表紙》

 お陰様で、『大凡の日々-妹尾義郎と宗教弾圧』を通読したことにより、今までは端から法華経というものを遠ざけていた私だが、少なくともそのような抵抗感はなくなった。そして、この妹尾義郎なる人物の生き方を知り、しかも彼は「日蓮主義の社会主義者」であったということで、賢治の生き方と似ているところが結構あったので、今までよりも賢治の理解が私なりには深めることができた。
 そして理崎氏が、
    「流行」というものが妹尾を読み解くヒントとなった
と述べていたが、それは賢治の場合もかなり当て嵌まり、
    賢治も時代の流れの中で生きていたのだ。
と私は思った。言い換えれば、
    時代が賢治を創った側面も少なくない。
とも言えそうだ。

 最後に、理崎 啓氏に厚く感謝を申し上げたい。ここしばらく、これ程までに興味深く読ませて頂いた本はなかったからである。そして学ぶ点が多かったからである。

 つきましては、是非皆様方にも、
   『大凡の日々-妹尾義郎と宗教弾圧』(理崎 啓著、哲山堂)
そして、
   『塔建つるもの-宮沢賢治の信仰』(理崎 啓著、哲山堂)
をお薦めしたい。

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