キャッツワールド(わが家の猫10人兄弟が送る大家族スペシャル)

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いのちの輝き

2008年04月15日 16時11分08秒 | Weblog
今朝、テレビを見ていたら、元リトアニアの外交官で杉原千畝さんのお話しを

テーマとしてあげ、その偉大な功績について説明していました。

私も戦後世代の人間ですから、歴史書やテレビを見なければ分からなかったと思う

のですが、彼が行った行為は人類に対する偉大な貢献だったと思うのです。

戦火を逃れ日本経由で外国に亡命するユダヤ人を救うため、片時もペンを手放さず

ビザの発給のため書類にサインを書き続け、鉄道でリトアニアを去るその寸前まで

ビザを発給し続けました。

駅には発給できなかったユダヤ人もたくさんいましたが、杉原さんは救うことが

できなかった彼らに申し訳ないという思いから、ボロボロ涙を流しながら

リトアニアを去っていったということです。

当時日本とナチスドイツは同盟関係にあり、日本の外務省からはビザの発給を

しないよう通告を受けていましたが、杉原さんのヒューマニストとしての個人的

判断により発給し続け、何と6000人というユダヤ人の命を救うことができた

のだそうです。

戦後、杉原さんは日本政府より、国の指示を守らず、勝手にビザを発給したこと

を問われて、外務省を辞職することになったそうです。

人間は戦争という狂気の中で、自分だけは生き残りたいと思うでしょうし、それが

あたりまえだと思うのです。

杉原さんは自分の立場、自分の処遇などを顧みることなく、人間として正しい道を

選択されたのだと思いました。

私は今日のテレビ番組を見ながら、涙がボロボロ出てしまい、本当に悲しく

なってしまいました。

戦争という愚かなものさえなければ、どれだけの貴重ないのちが救われたのだろう

と思います。

今も、世界のどこかで戦争が起きています。私たち日本人は戦後何十年と平和の

中で暮らしてきましたので、戦争というものがピンとこずに、歴史や映画のひとこ

まのような錯覚を覚えてしまっています。

もっと現実に目を向けて、私たち日本人が世界平和の一翼を担うことを最大の

目的として、取り組んで行きましょう。

それでは本日のブログはこのへんで終わりにしたいと思います。

あなたがふたたび私のブログにおいでになり、私と同じテーマについて考え、

同じ時間・同じ空間を共有することができたら、何て素敵なことでしょう!!

あなたとふたたびお会い出来る日を、楽しみにしています。

それではまた、お会いしましょう!!

君の瞳に乾杯!!

As Time Goes By (時の過ぎ行くままに)



杉原千畝―六千人の命を救った外交官 (小学館版 学習まんが人物館)
渡辺 勝正,稲垣 収,あべ さより
小学館

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