木綿街道カフェ&日本酒「結」

出雲市平田町の古民家で日本酒の飲めるカフェを経営する女性きき酒師のひとりごと。

石見神楽・八岐大蛇の蛇胴製作所

2012-01-26 | 日記
石見神楽の代表的な演目「八岐大蛇」。
その大蛇の蛇胴を作っている植田蛇胴製作所を訪ねました。
植田倫吉さんは78歳。
植田さんのおじい様が、盆提灯からヒントを得てアコーディオン式の蛇胴を開発されました。

この大蛇を

たたむと・・・

ほら、こんなにコンパクト!

蛇胴製作は、まさに職人技。
まず、植田さんが吟味した地元産の竹を削り輪にします。


その輪を繋げて、地元の石州半紙を貼ります。

奥様の徳得さんと「あ・うん」の呼吸で仕上げていきます。
蛇胴の絵は、徳得さんが担当されるそうです。

お嫁に来てから、約50年。
二人三脚で蛇胴作りに専念されている、素敵なご夫婦でした!


石見神楽は仕事を通じて何度も見ているのですが、何度見ても飽きない魅力があります。
今回、神楽を支える人々を取材し、さらにその魅力を強く感じることが出来ました。

まさに、島根の魅力を再発見した取材でした!

いにしえの島根魅力再発見~有福温泉・石見神楽~

2012-01-26 | 日記
山陰中央新報に連載中の「いにしえの島根魅力再発見」。
今月のテーマは「石見神楽」。本日(1月26日)が掲載日でした。

取材に行ったのは1月7日、8日の両日。
まずは、有福温泉の夜神楽を取材。
30年前から毎週土曜日の夜、上演を続けているのだそうです。

昨年新しく完成した神楽殿での上演。
客席は床暖房が入っていました。

まずは鬼退治の神話を元にした「塵輪(じんりん)」。
鬼が登場し、暴れ舞います。

そして天皇が鬼を退治します。

ヒーロー役はかっこいい~☆

続いてコミカルな「恵比寿の鯛釣り」。

鯛を釣るために投げる餌は・・飴♪
お客さんは飴をキャッチ♪
クリスマスイブの上演では、フライドチキンが投げられたそうですよ!

さぁ、そしていよいよ「八岐大蛇」!

あぁ、姫がオロチに狙われているよ~~


おじーさん、おばーさん、鏡餅で遊ばないでよ~~(笑)
こういう季節ネタが入るらしいですよ。

さぁ、オロチが会場いっぱいに暴れます!


おっとこんなことも!


こんなことも出来ちゃう!オロチすごっ!



お酒を見つけて飲みます。美味しそうだなぁ。


オロチが酔って寝ている隙に、スサノオノミコトが・・・


めでたし、めでたし♪

客席と舞台がフラットなので、物凄い迫力でしたよ。

翌日は、浜田市内で大蛇の胴を作っている方の取材。
興味津々!