「嫌われ松子の一生」第2回
公式は・・・こちら
今週も、Dr.コトーをふり、コチラを選択。
何だか、今週は視聴率二桁に乗ったらしいですよ。
こういう“クラ~~イ”の好きが貢献してる?
それでは・・・「松子転落の人生第二章 」を・・
故郷を追われるように家出し、博多のパーラーでウェートレスとして働き始めた松子は、そこで“作家志望の八女川”と知り合い同居生活を始めることに・・・。
ここ!ポイントです。
八女川が携えていた本は、太宰の『人間失格』の文庫本!
あの本は、少なくとも作家を志望するような人なら、高校時代までに読むものでしょ?
『言い切っちゃう!』
それを、30近い男が、カバーもかけずに読んでいる?
『何だか変ですよね?』
でも、そんな男を“選んじゃう松子”
彼の中に、常に本を読んでいた父親の面影を求めてしまったから・・
文学の道を究めようとした八女川は、友人岡野が世話してくれたアルバイトも辞め、作家として専念するように・・・。
この辺、岡野への配慮はなし!
誇りだけは高く、生活能力のない文学青年気質を演じるは、萩原聖人さん・・・イルイルこういう人
しかし、八女川は“書けない” ・・そのはけ口を酒に求め、松子にふるう暴力は激しくなるばかり。
“相互依存”のギリギリな危うさで成り立っているような二人の関係。
“破滅型文学青年”の八女川に
「この人にはワタシが居なければ・・」
とひたすら尽くす松子。
「ワタシは必要とされている。ワタシは生まれて初めて安住の地を見つけたという気持ちでいっぱいだったのです。」
この独白が痛い!! これが、松子のよさでもあり。
“愛する八女川のため”松子の更なる選択は、八女川を支える為ウェートレスを辞め、もっと稼げる仕事を始めようと“ソープランド白夜”の面接へ出かける・・・
中学教師の経歴の松子に興味を示しつつ 、そこで
「脱いでみろ!」と言うマネージャー赤木。
北村一輝さんが、はまり役です。
何でこの人こういう役上手いのかしら??
赤木の前で、泣きながら脱ごうとすると、
「アンタみたいなヤケクソで脱ごうとするのは、客とトラブルを起こして警察沙汰になる。そういうのは、この商売ではタブーなんだ。
あんなみたいにいきなり無鉄砲でこの商売に飛び込んでくるようなのは、危なくて使えないよ」
と言い放つ。何だか松子の行く末を見通しているような・・・
しかし、赤木役の北村さん、昨年“大奥の柳沢吉保”以来注目してますが、コノテのチンピラ系も上手いですね・・嫌らしいそうな目といい、口の曲がり具合といいピッタリです。
一方、八女川は、生活を心配し訪ねてきた友人岡野と松子の関係も疑い、暴力をふるい自暴自棄で火傷しそうになり、やっと我に返る情けない男に・・・
そんな彼は、実は自分の才能のなさを誰よりも気づいていた訳で・・暴力をふるわれても、尽くすことで愛を実感したい松子を負担になっていた・・・。
「お前、帰れ!おれと一緒だとダメになる」
とつぶやくのを、・・「側に居させて」ほしいとすがる松子。
こんな状況は、とても不幸なはずなのに・・・
その時の松子の表情は、八女川が精神的に追い詰められているのも知らずに、
『何だか・・幸せそうなんですよね』
その辺が、この「嫌われ松子の一生」のテイストです。
翌日、すがる思いで、援助を求めた弟から10万円を渡され喜ぶ松子。しかし、それは家族との“手切れ金”を意味。弟の口から、父の死、さらには、妹久美までが、松子せいで精神を病んだことを知らされ、 自分の仕出かしたことの大きさを、改めて気づく松子。
そんな松子に襲った更なる不幸が・・・
松子の留守中、タンスの中から赤木の名刺を見つけた八女川は、松子が居ると思い込みソープランド白夜へ
「松子に会わせてほしい、松子を返してくれ
おれが悪かった・・ちゃんと働くから」
と、店の前で懇願するも突き放され・・・。
その夜、友人岡野の知らせで 松子が、雨の中見たものは・・
鉄道自殺した八女川の亡骸だった・・・。
もうね~~最後の「~~徹也」の絶叫が痛い・・。
しかし、岡野の親切は、単に二人を心配していたから??
何だか、映画のポップ感を知っている者には、テンポがイマイチですが、俳優さん達が皆好演です。
来週は、いよいよ小池栄子登場です。
更なる松子の転落は如何に・・ 楽しんでいる訳
参考:ブログ内リンク
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・映画感想
・テレビドラマへの期待
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お久しぶりです何だか忙しくて疲れてまっす
私TVの嫌われ松子・・は見るのを避けました、中谷さんのイメージを壊したくなかったからです。
「ドクターコトウ」の方は見ましたがどんどん皆が不健康になる島って哀しすぎませんか?みていて腹立たしくて・・・でも見てます
女将さんは、Dr.コトー派ですか?
「嫌われ松子・・」は、そうですね~~
中谷さんのイメージ強いですからね。
今回、別の日が時間帯だったら、
両方観られるのにな~~残念です・・・。
どちらにせよ、明るくはないですね~~
>その辺が、この「嫌われ松子の一生」のテイストです。
スルドイですね!
恋人の気持ちなんて全く考えてない勘違い女の典型というか・・・
同じ女として私は松子が好きになれません。
嫌いなのに、嫌な気分になるのに、何故か来週も観てしまうんだろうな・・・きっと。
松子は見ていて辛いドラマだなあと思います。時代的にも自分達が小さかった時のことですしねーー
今晩は・・。
blueさんもご覧になりました?
世の中の少数派仲良くしましょう・・(アハ!
>嫌いなのに、嫌な気分になるのに、
>何故か来週も観てしまうんだろうな・・・きっと。
あ~~ワカラナイデモナイ!!
でも、最後まで嫌いで居られるかしら?(ホホホ
>ふぶきさん
見ていて辛いけど
松子のもう少し、
「前後を考えて行動したら」
というところが・・被るのかしら
「誰と???」
え?
それどういう意味でしょう??
原作知らないので全然見当つかないんですが・・・では、最後のお楽しみにしておきます(笑)
スナッチャーさんのこの映画評読ませていただいたら”ミュージカル仕立て”で”楽しい”とありましたが・・・
ええ~っ「楽しい?」
暗い内容と明るい音楽のギャップが不思議なんですが、それも関係あるんでしょうか?
おはようございます♪
>(ホホホ
>え?
あ~~最終回まで見続けるたら
松子に対する印象が変化するのでは?
と・・・予想して。
>暗い内容と明るい音楽のギャップが不思議なんです
>が、それも関係あるんでしょうか?
関係あります
とにかく、映画は、
「映像も音楽も・・全く別物」です。
映画を先に見た人は、「映画」の鮮やかな印象や
映画のオリジナル解釈っていうのが新鮮でしたから
「ドラマ」は「地味だな~~」
って思うかもしれません。
blueさんも、機会があれば、映画版を見て
比べてみて・・
「比べるな!」
って言いながらこれです・・ホホホ