月の裏側

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タツノオトシゴ

2017-08-02 06:01:40 | 動物図鑑


中傷する自己存在の隠喩。

魚類であるが、実に珍しい形態をしている。普通の魚のように横にならずに直立して泳ぐ。竜に形は似ているが、非常に小さく弱い。また、メスではなくオスが子供を産む。

繁殖行動も、オスメスが逆転したような形で行われる。メスがオスの育児嚢に卵を産みこみ、その中で授精が行われるのである。

本来の自然な自己存在の形態に、ことごとく逆らっているような生き物である。

タレントのように派手な姿をしているものもいる。

自分というものを知らず、他者を中傷してばかりいるものは、自己存在の自然な愛の流れに反抗しているのだ。何もかもをさかさまにしてしまう。女性らしい女性を馬鹿といい、男らしい男を屑という。その動機は必ず嫉妬だ。自分はいかにもかっこよく見える姿をまとうが、かなり滑稽に見える。

自分を竜のように大きなものとでも思っているかのようだ。

そういうものを中傷する比喩として使うには、実に有効な動物なのである。





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