話は前回から続いています。
次の日の朝会社に行く前、例の子オポッサムは例の階段のふもとからそう離れていない駐車場の前の芝生でうずくまっていた。ちなみに前年にネコ家族を拾った場所から3歩も離れていない。
何故だ?何故いつもこの辺りにいるのか??
しかもかわいそうだと思って欲しいかのように、悲しくうずくまっていた。
死んでいるのかと泣きそうになっていたら、というかそう思うなら昨日の時点で助けてあげるべきである。まかないさんもまだまだ修行が足りない。
当時まかないさんはミニボンビーと通勤していた。
「生きてるよ」
とミニボンビー。
え”??
威嚇のためにキーキー昨日から言っていたのだが、今日は元気がなく、口を開けて威嚇するふりをしても、弱りきっていてもう声もでていないようだった。このアパートは緑が豊富で、野生の猫やでっかいアライグマ達がたくさんいる。こんなに無防備な赤ちゃんは朝までに食べれているのではないかと、申し訳ないが思っていた。
まかないさんが思うに、あまりにもぶさいくで
誰も食べたくなかったのではないだろうか。
ある意味、ぶさいくは武器である。
朝までに食べられていると思っていたくせに、こうよわよわに弱っているオポッサムを見ていたらなんだか申し訳なくなってきた。という訳で、
せめて敵の目の届かない陰に置いてあげようと、植木の中に置いた。
なんとなく、まかないさんの目の届く所で死んでくれるなという気持ちで一杯だった。
これは拾えないでしょう、まさか。という気持ちで一杯だった。
続くっ。
でもですね、
ぶさいくと可愛いは紙一重。
まだ拾えずにいたんですね。
なんだか新聞の連載小説を読んでいる気分です。
明日がまた楽しみだww
でもぶさいくな(ゴメンね。笑)オポッサムさん。
拾うことをためらう気持ちが葛藤中ですね。
むふふ、続きが楽しみです~。
拾うにはぶさいく過ぎたんですよねぇ(笑)。
ふふふ、続きますよ~。
私の中でけっこう葛藤しましたね。
こんなの拾ってどうするんだろって。
でも生き物ですもんね(笑)。