GOVAP便り

プノンペンからモンドルキリに、その前はTAY NINH省--AN GING省--HCM市GO VAP

橋の付け替え工事

2013-11-04 21:52:31 | 交通

きょうの朝、ネイチャーロッジの庭にホンダやヤマハのオウロードバイクが10台ほど並んでいました。バイクスーツにプロテクターを着けたフランス人らしきやや年配の人々がラタナキリまで走るそうです。トレーラーに積んでいるのは予備のバイクのようで、4WD車が牽引して同行するようす。76号線を北上すればラタナキリ州のLumphatに着き、更に州都Banlungへと出られます。昨年の雨期が始まる頃、ラタナキリに行った帰りにモンドルキリへと逆のコースで走ろうかと思ったこともありました。その時はパンクして押し歩くバイクを何台も見たせいもあって、臆病風に吹かれて断念しました。複数のバイクでしかも車やガイドも同行してのツーリングは安心で羨ましい、などとも感じますが、費用もそれなりに違いないところ。

      

サエン・モノロムの町からネイチャーロッジまでは最短で3kmほど。しかし、そのためには粗末な木の小橋を渡らねばなりません。実のところ、昨年この橋を渡ろうとしたものの夕方で暗くなりかけていたこともあって引き返したことがありました。元来が方向音痴気味である上に山道は方向が皆目見当付きません。

      

この小橋が付け替え工事のため、昨日から通行止めになりました。工事中のため橋を渡った後に急斜面を登らねばならず、一気に登らず途中で止まったら転倒必至の難所となり、毎度牛が前から下りてこないことを確認し、深呼吸をしてからエンジンを吹かしてました。もっとも地元の人々は何でもないように渡るのですが。それでも四輪車が通れる道は2・3kmほど傾斜の急な山道を迂回しなければなりません。

小川の流れをコンクリート製の暗渠に導くために柵を作って流れをせき止めるのですが、古い流れの方が底が深く、新しい流れの流量を超えていました。バイクは渡れませんが、犬や牛は新しい流れの浅い川に入って渡り、次に小橋を渡っていました。

      

次々とダンプカーが到着し、赤土を降ろして行きます。ダンプカーが通る度に沿道では耐え難い粉塵が舞い上がり、山道に新たな凹凸を作り出していました。町への往復の度に昨日今日、何度となくこの場でバイクを止めて作業を眺めました。工期に限りがあるのか、MITSUBISHIと書かれたブルトーザーは休みなく土を均していました。バイクのヘルメットを被ったそのオペレータの働きぶりには自分のカンボジア人観を新たにするものがありました。

きょうの夕方になり、やや傾斜はきついものの無事新たな橋の上を通れるようになりました。



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