べんりや日記

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墨付け、加工(仕口、継手)

2010-02-04 23:31:07 | 伝統構法について
木組み

 設計書に従って、材料をどう組み上げるかを模索します。材料の長さや断面を考慮しながら仕口や継手を決めていきます。
 この作業によって、建物の強度や耐久性、組み上がりやすさが左右され、熟練の技術が必要とされます。
 昔は、設計図は無く、「定板(ていいた)」と呼ばれる板と矩計(かなばかり)棒に木組みを表していました。

墨付け

 墨付けは、木組みを実現するために、木材に線を引いて書いていく作業である。角材はもとより、丸太に墨を打つ場合もあります

仕口、継手


 大工の基本となる仕口、継手は様々なものがあり、その部位によって使い分けます。



横架材どうしを継ぎ合わせる「継ぎ手」




柱と横架材を合わせる「仕口」



「しりばさみ継ぎ」の実例


このように加工します


同じ形状の1対の材料同士を合わせます




クサビを打って固定します


1本のようになりました。



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